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留鳥 渡り鳥
きみは飛んだ。
やっぱり飛べた。
広げた羽をすり抜ける。
金色の日差しは、
オーロラになる。
きみはまるで。
もう一対の羽を、
もらったみたいだ。
きみは行ける。
こちらのことは、
忘れていいんだ。
遠くまで、
飛んでお行き。
僕は戻る。
かならず戻る。
眺めたものを記憶する。
確かな飛行で辿り着く。
離れていると。
心はずっと。
着かないままだ。
僕は帰る。
旅の話を伝えるために。
金色の羽で。
並んで飛ぶために。
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373 m(_ _)m 39




