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通り道





橙色の熱気のなか。

いかにも熱そうな、

コンクリートの上にしゃがむと。


向かいの山から、

降りてきた風の。

青々とした流れが通って行きます。



1本の木のてっぺんで。

葉を並べたばかりのような、

緑色の細い枝が。

小さな竜巻のように、

くるくると回っています。


姿は見えませんが、

何か小さな動物たちが、

遊んでいるのかもしれません。


あるいは。

風が枝をつかんで。

つむじ風になる練習を、

しているのかもしれません。



秋になったら。

小さな渦巻きに、

赤や黄色の葉っぱをのせて。


空へ飛んだら。

蟠りをほどいて。

長い風になって、出発するために。





            373 m(_ _)m 39

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