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曖昧な境界線
何層にも、
うずめられた、
田園が。
高く。
捲れ上がっているかと、
思うくらい。
前方の景色は、
ぜんぶが白い。
曇る空の向こう側から。
日が照らすものだから。
あたりは、とても明るい。
空と地上との、境界線を。
教える目印は。
遠くの、まばらな木々。
雪の、蒸気のような、照り返しに。
その輪郭はかすんで。
淡いシルエットのような、不確かさで。
一列に、並んでいる。
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373 m(_ _)m 39




