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目覚める天蓋





地に伏せる、天蓋。

いよいよ目覚めて、

立ち上がる。

両腕高く伸びをする。


土のなかの種たちは。

勢いに吸い上げられて、

宙に浮く。


まだ眠たく、

あくびをしながら、

突き抜ける。



日を浴びれば、

めを開いて。

大きく、息をする。


次々に。

草木たちは、息をする。


あたたかな。

たくさんの呼吸は、

どこまでも上昇する。


丸く膨らみ続ける、天蓋を。

縁取る薄布は、長く長く広がっていく。



たなびく、白い霞の向こうに。

青い空、遠い山なみは、

やわらかく、身を隠す。





            373 m(_ _)m 39

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