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きみらより早く
星が、ひとつ。
出ている。
黄色い点滅信号の。
ずっと、うえ。
闇は、いつのまにか、
引いて。
起き出してきた、きみらが。
あちらこちらを、歩きまわり。
フェンス上のきみとは。
しっかり目が合う。
あ。
という、顔をして。
飛んでいってしまった。
川霧は、のぼらずに。
降りて行く。
つばめたちのそばに、停まれば。
小さな羽ばたきの音を立てて、
一生懸命、鳴きながら。
ぐるぐる旋回、警戒態勢。
頭上を飛ぶ、尾羽の隙間を。
通る光が明るい。
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