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繭になる





丸く。

すとん、と。

深く。

落ち窪む。


闇は、滑り込み。

そこで。


黒く、しなやかな。

糸を、吐く。



からだの、

うちがわ、

ぜんぶを。


黒い糸はうずめて。

真ん中の闇を守り。

繭に、なる。

 


温かな気配を、

失う夜に。

わたくしは、

繭を抱える。


からだは。

繭をくるむだけの、

乾いた紙になり。


押せば、

へこんで。

しわがつくだけで。

何とも鳴らずに、

動作する。



繭の中心で。

眠れる闇は、

何に成る。


脳に行くべき、

感覚ぜんぶを。

たくし込む。


風の音くらい。

温度くらい。

残してくれれば、

よいものを。


そうまでして。

何と鳴く。






            373 m(_ _)m 39

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