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風船女

作者: うずらの卵。


私は遂に気になっていたクラスメイトの健太君を呼び出して告白しました。

「好きです、付き合って下さい」

顔が真っ赤になっていたと思う。

でも、健太君は申し訳なさそうに

「ごめん、僕もう少しふっくらしてる子が好きなんだ」と言って来たの。

確かに私は好き嫌いが多くて、かなり不健康な痩せた体型をしていた。

私は諦めきれずに「ふっくらしたら、付き合ってくれるの?」と聞いたら、考えとくと言われたの。

私はその日から、好き嫌いをせずに食べまくった。

そして、三ヶ月経過した時には、かなりのふっくら体型になっていたの。

でも、噂で健太君に彼女が出来たと知った時には、かなり落ち込んで食欲不振になり、

心も体も萎んでしまったの。

クラスメイトからは空気の抜けた風船が、パンパンに膨らんで、又萎んでまるで風船女だと言われたの。

もう、どうでもいいと自暴自棄になりかけた時、隣のクラスの幼馴染みの敦が声をかけて来て、「俺が萎んだ心にも体にも新しい空気を入れてあげる」と言って、いきなり口付けして来てビックリよ。 

今では幼馴染みから、恋人になった敦の存在で、萎んだ心も体も少しずつ膨らんで来たの。今では幸せよ。






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