穏やかで刺激的な日々
「まずは自分のやりたいことを見つけよう。そのあとお互いの夢が叶うように協力し合おう」
リヒトは私の目線に合わせるようにすこしかすこしかがみな少し屈んで言った。
「私、リヒトと一緒に遊びたい!他の人はみんなリヒトみたいに優しくないもの。」
私が庭で木の幹にぶら下がっても、部屋のソファーの上で飛び跳ねても、嫌な顔をしないのは彼だけなのだ。私が気兼ねなく遊べるのは彼しかいない。
私は三歳年上のリヒトのことが大好きだ。心の底から彼と一緒に一生遊んでたいと思ったから自信満々にそう答えた。
それなのに彼はずっと一緒に遊んでくれると約束するどころか、少し困った顔をしながらまだ難しかったかなと私の頭を撫でただけだった。
不安になった私は彼をにらむといつも通りわがままを言って困らせた。
彼もいつも通り私の遊びに付き合いながら、いつも通り途中で母に呼ばれて私に謝りながら部屋を後にするのも、本当にいつも通りだった。
それなのにその数日後私の目の前から姿を消し、私にとってのいつも通りな日々は突然終わった。
初めて小説を投稿するので誤字脱字その他諸々失態も多いと思いますが、あまり攻撃的な指摘は控えていただけると幸いです。