SimilarWebを用いた小説投稿サイト比較について
備忘録的なものです。SimilarWebがアップデートされ、数字が結構劇的に動きました、というのが本旨。
(10/02)ちょっと勘違いしてたので追記。
デバイス分布の参照までであれば、有料ではなくログインの有無で閲覧可能でした。
性別・年齢推計に関してもデスクトップ版ではなく、全トラフィックで表示。
ウェブサイト同士を比較する上で便利なサイトであるのが「SimilarWeb」だ。
しかし今月になって数値を見てみると、どうにも数字が急変しているようで違和感を覚えた。
別途記録を取っていたデータを掲げる。
破線が8月以前に取得した数値であり、実線が9月に入って確認した数値に当たる。
最大だと4割強、程度の差こそあるが、これらのサイトの推計値は軒並み減少していた。
これが何故かといえば、SimilarWebが8月後半に実施した「モバイルウェブアルゴリズムのアップデート」の影響が出たということなのだろう。
このあたりは公式で説明が行われており、アップロードにより「あらゆる規模、あらゆる国のサイトの計測精度を向上させ」たとしている。
仮にこれ以前の作品で掲げたデータから激減していたとしても、それは測定に用いたツールに由来する数字の変動であり、特定ウェブサイトの衰退を意味するものではない。
ちゃんと確認しておきたかったこととしては以上である。
ただせっかくなのでもう少し踏み込んだところも見ていきたい。
具体的には最近話題に上がっていた「閲覧デバイス比率」関連を中心としたものだ。
SimilarWebではデバイス別の各種推計値も得られるのだが、有料のコンテンツにあたる。
……そこまでする気はないので、以下の数値はいずれも、無料トライアル期間に確認したものである。
まず参考にハーメルン及びノベルアップ+の公称値と、SimilarWeb推計値を掲げる。
数値におけるタブレットの扱いに関してはどうにも分からなかったのだが、SimilarWebではモバイルに含まれる、あるいはタブレット数値そのものが含まれていない、という場合であればかなり精度の高い推計であるように思う。
これに関してはある程度信頼がおけるものとして、他のサイトの数値も見てみよう。
この中で見ていくと、小説家になろう・ハーメルン・エブリスタに関してはデスクトップ1割強、カクヨム・アルファポリス・ノベルアップ+が3割前後と、大きく2つに別れる結果となった。
デスクトップ利用率の高さは何を表すか? これに関してよく言われるのが「作者はPCで書く場合が多い」というもの。
これを直接数字で見ることは困難だが、その逆の「読者的な活動量」という点に関しては、ある程度推測も成り立つ。
サイト利用者1人あたりが月にどの程度閲覧するか、として整理したのがこのグラフ。
小説家になろうとハーメルンに関しては、1人あたりPVが突出して多く、作品閲覧の活発さを表しているものと思う。
執筆に多くの時間を費す作者が多いグループと、いわゆる読み専が多いグループでは数値的な乖離が激しくもなろう。
先ほどはエブリスタを一緒に扱ったが、別の指標で見ていくとそうでもない。
エブリスタは根幹が携帯小説のサイトであり、その由来からモバイル比率が極めて高いのだろう。
一方の小説家になろうとハーメルンに関しては、かつてはデスクトップ比率が相応に高かった(公式tweetより)ものが、10年代を通じたスマホの普及の中でモバイル比率が上がっていったと推測され、それぞれで機序が異なる。
無料版(かつアカウント不保持)は機能的になかなか厳しいようだ。
特に「地理と国のターゲティング」以下、ほとんどの項目は「デスクトップ」のみの数値であり、モバイルが大勢を占める日本の小説投稿サイト群の状況とはあまりに乖離が激しい。
あえてデスクトップ比率が高いものを挙げるならやる夫系。対応の「暇な時にやる夫」のように例外はあるものの、大型AAはスマホでぐちゃぐちゃに崩れるのが普通であり、基本PCありきの分野。
Unique Visitorsを見ると、
ハーメルン 1.644M
カクヨム 2.762M
その差1.68倍という数字が出たのはなかなか興味深い。
それがMonthly VisitsやPage Viewsでは逆転を見せ、ユーザの活動形態がこうも大きく違うものかと驚く。
あとがき一部削除




