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崩壊する歯車

新作です。シリアスバトル系です!

面白ければ続きます。





誰が想像しただろうかーーーーーーーーーーーーーー















人類は今、2()()()の絶望を迎えている……









1つ目は魔王の復活。









太古に封印されていたはずの魔王が復活し、暴虐の限りを尽くした。


数多の村や国を襲撃し、何万人という人が死に、人類は淘汰される結末にあると認識された…








しかし、ここで救世主が現れる。





そう、勇者の誕生である。








勇者は仲間たちとともに人類の絆を力に変え、魔王軍と激突。そして無事に魔王を討伐することに成功。






人類に平和が訪れた…
















…………………………………かに思われた。

















では、()()()は………?















誰が想像しただろうかーーーーーーーー









人類の創造主とされる、他ならぬ()の手によって国が、大地が、世界が滅びを迎えるなど………








ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー






世界には6つの主要都市が存在する。その主要都市はそれぞれが世界の中枢と呼ばれるような存在であり、6つで世界経済の約8割を占めているという。


さらに伝承では、主要都市は神の加護を受けて形成されたとされており、それぞれが加護を与えている神の名前がそのまま街の名前となったとされている。





武器職人と冒険者の街 『ラグナベルガ』


魔法大国 『アルマディア』


自然と共存する国 『グロリア』


魚人と料理の国 『ガルガント』


未来国家 『メタイオン』


勇者生誕の国 『コーネリアス』








その日、世界はいつも通りの賑わいを見せていた。

その理由は魔王という存在が勇者によって打ち倒されたから。


もう怯える日々を過ごさなくていい。家の中に閉じこもらなくてもいい。もう敵は攻めてこない……









人々の希望や夢が入り乱れる中…………










その日……世界の6つの主要都市が同時に()()()()……








いや………世界が同時多発的に様々な攻撃を受け、主要都市を含む、近隣諸国も被害を被った。





ひとつは、国全土から火柱が噴き上がり……


ひとつは、国全土が凍結し……


ひとつは、大樹が街を呑み込み……


ひとつは、海が荒れ狂い水没し……


ひとつは、魔道具、機械類が氾濫し……


ひとつは、空から様々な斬撃が降り注ぎ……







世界人口の半分がたった1時間ほどで()()した…















時は少し遡り………………………











ここはどこにでもあるようなのどかな村。

木の家が立ち並び、村人たちは貧しさを物ともしないように笑顔で畑を耕したり働いたりしていた。



一月ほど前に16歳になったばかりの少年『ロスト』も家の仕事に精を出していた。


身長は170センチほどで中性的な顔立ちをしており、黒髪黒目とこの時代では珍しい風貌をしている。




ロストは非常に働き者であり、家族に楽をさせてあげるために毎日仕事に出かけている。



「ロスト、いつもありがとうね。本当ならあなたも他の子供達と同じように学校に通えていたのに……」


「いいんだよ、母さん。俺が好きでやってることだし。それに俺が頑張ればみんなが楽できるじゃないか」



母は嬉しい気持ちの反面、申し訳なさでいっぱいになる。この子だって本当は学校に行きたいだろう。しかしロストは老人が多いこの村の手伝いをするために学校に行かないことを選択したのだ。


他者を思いやれる素敵な子、しかしそれはロストの異常なまでの我慢強さと村人の役に立つという志しによって成り立っているのだ。


それを知っている村人達はロストを我が子のように大層可愛がっている。



「じゃあ、今日村で収穫した野菜を隣町まで売りに行ってくるね」


「えぇ、気をつけるのよ」



ロストは荷台に大量の野菜を入れ、荷台を引っ張って隣町まで走って行く。


普通は馬にひかすような場面だが、貧しいため馬を育てるお金も無い。そのため荷物運びは全て手動である。昔からそうであったため、荷台を引けるような力と隣町まで走れるスタミナをつけるために子供の頃からロストは体を鍛えていた。


16歳になった今では隣町まで(約20キロ)なら休憩なしで引いていけるようになっている。俗に言う細マッチョというやつで、服を脱げば凄いのだ。







走り始めて数分、今日は少々森がおかしいことに気づく。


普段なら鳥や野兎、魔物など道中で会うことがあるが今日は一体も会わない。それどころか風すら吹いていない。肌がピリピリ刺激されるような、謎の緊張感が漂っている。



その時、ロストは何かにつまづき転倒してしまう。


何につまづいたのかはわからない……






ただロストは知らない。()()()()()()()()()()()()()()()()()ということを。







そして前に転んだお陰で、幸か不幸か()()()()()()()()()()()()()






ロストの上半身があった場所に高速で何かが通り抜けていく。その直後、後方でとんでもない爆発が起こりトドメと言わんばかりに雷が降り注ぐ。



ロストは状況を理解することができなかった。もし転んでいなかったら俺は直撃して即死していただろう。



どこから攻撃が?

なんで爆発した?

あの雷はなんだ?






いや、それよりも……







「あの方角には村が………!!」








荷物の心配をしている場合ではない。ロストは一目散に村に向かって無我夢中に走り出す。自分の体力を気にしている場合ではない。ただ村の無事を祈りながらひたすらに走って行く………






「助けてください神様…!『雷神ラムダ』様…!どうか村をお救いください……!!」




『ラムダ』とはロストが暮らす村で崇め奉られている神様の名前であり、年に一度祠を参拝することが村の掟とされていたのだ。








しかしそんな淡い希望を打ち砕くかのような、今の村の現状を見てロストは絶句した。





村全土が焼け落ち、雷が落ちたであろう場所にはいくつもの巨大なクレーターができており、建物も畑も全てが破壊され吹き飛ばされていた。



そこにはロストの家も…いつも話しかけてくれたおじさんも…野菜をくれるおばさんも…優しく接してくれた村人全員が……




一目見ただけで生命が生きていないとわかる。

人は本当に絶望した時、何も考えられなくなり息苦しくなるんだなと思った



時間が経つにつれ、今までの思い出が走馬灯のように蘇る。



心の受け皿が壊れ、涙がとめどなく溢れそうになった時、村の中心部で何かが動いたような気がした。




その時、一輪の希望が心に宿る。




誰かが生きているかもしれない!!誰でもいい!!

誰か生きていてくれ!!





そう必死になって駆け寄った先で見たのは、またもや希望を打ち砕くには丁度いいものだった。





そこに立っているのは1人?いや1体?の男だった。





しかしロストはその風貌を知っている。

この村に住む者ならば誰しもが知っている存在であるからだ。ロストをよくおばあちゃん達から聞かされていた。




その場に立っていたのは2メートルほどの背丈、全身に雷を纏い、巨大な槌を持っている。その顔はまるで獣のような…そして昔よく聞かされていたラムダ様の容姿にそっくりで……




そんなことはないと信じたいが、現実は残酷だった。




「まだ生き残りがいたか……私は『雷神ラムダ』。 人類はもう生かす価値がないと結論が出た。よって手始めに我が治める領土を滅ぼすことにしたのだ」







今なんて言った………?



人類は生かす価値がない?領土を滅ぼす?




信じたくない現実と、崇めていた神の口から聞かされる現実でロストの頭の中はぐちゃぐちゃになった。




「と、いうわけだ。じゃあな、人間」




ラムダは手に持った槌に力を込め、ロストに向けて振り下ろす。







ドゴォォォォォォォォォォォォォォォォォォォン!!







凄まじい爆発と轟音を轟かせ、ロストがいた場所は跡形もなく消滅した。






ロストという存在は、雷神ラムダの一撃によってこの世から消滅し、死んだ…………………


























………………………()()()()()




















面白い、続きが気になる方はブクマ、評価お願いします!!

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