表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
回転  作者: たらば
7/61

7回転目

女が出て行った後、落ち着いて水を飲む。何か一週回って頭が落ち着いてきた。

まず殺人……多分考えても仕方ない。

ある意味極限状態だったんだ、殺されそうになってた。

何も情報が無く、殺されると本気で思った。だから…………。

それに男の娘……本当に居たかなんて分からない。

だから……俺は悪く無い。


何も考えたく無い俺は用意された水とゼリーを飲み干してベットに横になった。


時間になったのだろう、部屋に女が黒スーツの男と共に入ってきた。


「あら、起きてたの。てっきりメソメソと泣いていると思ったのだけど」

「………」

「じゃあ前回と一緒よ、シャワーを浴びてからコレに着替えて来なさい」


それだけ言うと女は早々に出て行った。

ベットから出て服を取ると男が無言でドアから出る。それに続けて俺も出る。

むき出しのパイプがいくつも走るコンクリートの廊下を男に着いていく。


「なあ、アンタも拉致られた口か?」

「…………」


だんまりか。前回と一緒って……この辺りも前回と一緒か?

気が重いな。

シャワーを浴びて着替える。前回と同じ服。

着いた先はプールだった。

今回も女と作業員が数名、そして上半身に又、シールの様なセンサーを付けられる。


「さて、今回はこのプールの中でやりあって貰うわ。勿論どちらかが死ぬまでね」


プールの中には膝下位までの水が張られている。

周りを見て道具はあるか探してみるが、どうやら今回は無さそうだ。


「戦うのは貴方を案内した男、これは前回と同じね。今回違うのはフィールド。水の中でどれだけ対応出来るか見せて頂戴」

「またコイツにも病弱な娘が居るのか?」

「さあ、知らないわよ。貴方がきっちり殺したら教えてあげるわ」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ