13回転目
熊から追われて逃げ切ってから丸5日。只管道沿いに進んでる。
まあ道と言ってもアスファルトは所々剥げて地面が見えてる。
ソレでもタイヤを使った移動にはアスファルトがある方が良いので道沿いを進んでる訳だが……。
あ、それと足に生えてた器械部品から自由にタイヤの出し入れが可能になりました。ついでにタイヤの形状、スパイク付きとか結構自由に変形させれる……。
今更だけど俺ってば本格的に人止めてるな。
どれだけ道を進んだかは分からないけれど、やっと町らしき所が見えてきた。
と言っても明らかに廃れてるんだけどね……、幾つかの民家はボロボロでガラスも割れてるし。
でも探せば服位ならあるかも。
期待を込めてこそこそと近寄る、だってココで誰かと遭遇したら、ただの変態じゃない。
で、結果としては駄目駄目だった。
服なんて残ってなかった。でもカーテンの風化したような布切れがあったので一先ず腰に巻いておく。
変態ちっくなのはしょうがないが全裸じゃないだけマシだと思おう。
そんでもって一先ず街中をうろつく。
ボロい家、古い家、倒壊した家、マシな家。
何というかマトモな家は全く無い。何でこんなに手入れされて無いんだ?
家の中に入ってあちこち見て回ると、その内の一つに地下への入り口がある事に気が付いた。
まあ中には非常用の水と食料が少しあっただけなんだが。それでもベッドがあるのは非常に助かる。
今夜はここで寝るかと横になり直ぐに眠りについた。
地下シェルターに泊まった翌日、改めて町中をうろついたらちょいちょい地下シェルターありました。
……ここって日本じゃねーのかな?
兎に角地下シェルターなり地下室なりに、見つけた端から入って物色した結果。
ついに見つけましたよ!!
服!!靴!!ついでにカバン!!!!
GパンにTシャツ、それとジャケットにブーツ、後は軍手。
カバンは肩掛けとリュックの2つが見つかった。
ゼンラーを卒業して文明人として服を身に付ける。
ボロボロの家から姿見を探して立ってみる……うーん、『ドラゴニュートのコスプレをした一般人』にしか見えない。
ま、良いでしょう。
何はともあれ多少の食料に服が手に入ったんだ、良しとしよう。
あ、でも手足の機械部品出てる所は穴開けて対応したよ。だって引っかかるんだもの。




