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異世界護衛騎士  作者: 黄昏
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008-始めての村(ステータス)


朝食後の話も終わり みんなで農作業へと出かけ日が真上にさしかかる頃にブルードさんから3人を連れ村長宅に行き娘達の購入手続きをするよう言われ俺達は、村長宅へと向かった。


初日に、話した女兵士が俺を睨むと、こちらに歩き出した。


「そこで止まりなさい!」


かなり警戒されてる様だ、俺は言われた通りに足を止めた


「なにか用事か?」

「マルカ以外の娘を連れて来たと言う事は、やはり人買いが目的だった様だな!」


この女騎士さんから、俺はかなり嫌われている様だ。

確かに、3人を買う手続きに来たのだから彼女が言ってる事に間違いない。


「人買いが目的でこの村に来たのでは無かったのですが、結果としてこの3人を買うことに成り手続きに来ました。」


何を言っても無駄かもしれないが、言わずにはいられないほどの憎悪を込め俺を睨んでいた!


「貴様!・・・・・・」


今にも切りかかって来そうな勢いだ・・・・

俺の用件は、伝えたからここで黙って様子を伺うことにするしかあるまい。


しばらく俺を睨んでいたが、俺達にこの場で待つ様言って村長宅に入っていってしまった。


村長宅の外で警護している騎士達にマルカが歩み寄り話をしていると女騎士が出てきて俺を手招きで村長宅に入る様指示され部屋に入った。


外から見た感じと違い、内装は綺麗で落ち着ける空間となっていた。

女騎士に言われ俺は椅子に座りマルカさん3人は、俺の後ろで立った状態で村長を待つこととなった。

しばらくして村長が護衛と共に現れた。


「おまたせしました。」


俺は立ち上がり村長に挨拶をしてお辞儀をした。


「はじめまして、オメガと言います。よろしくお願いします。」


「頭を上げてください。」

「はじめまして、オメガさん?」


なぜに疑問系・・・・


「失礼しました。見た感がまだ成人にみえなかったもので・・・・」


 俺は、無言でいると

 

「私は、ミネルバ・ミランダです。」

「この村の代表をしています。よろしくお願いします。」

「今回、私を訪ねて来た理由はステラから聞いたのですが、そちらの娘達の買取と聞いたのですが、間違いありませんか?」


「はい、3人を買う手続きに来たのですが、多少の知識は有るのですが初めての体験ですので手続きの流れを聞かせてもらいたいのですが、よろしいでしょうか?」


「はい、通常の手続きは、彼女達が同意しているなら対価を払っていただき契約魔術をほどこせば終わりとなります。」

「3人が同意している事は、彼女達を見てわかりましたが、オメガさんは、失礼ですがまだ成人でわ無いようにみえるのですが?」


ここでも俺の見た目が問題か・・・・


「3人にも同じ事を言われ、とりあえず8才と答えましたが・・・・成人で無いと買えないとかですかね?」


「成人で無くとも、買う事に問題は、ありません。」

「貴族の子が奴隷を買う事は、都市ではよくあることですからね。」

「あなたの見た目と、あなたの態度にいささか疑問を感じましたので、失礼ですが、この裁玉に手をかざしてもらえませんか?」


俺を鑑定するって事か・・・・

この裁玉の性能なら俺の、名と性別、程度の情報しか見られないと思うが個人情報を覗かれるのは、あまり気が進まないな・・・


「この裁玉に手をかざすと、あなたの名や性別・年齢やこの国て立ち寄った履歴や犯罪歴といった多数の情報を開示する事になりますが」


「問題ありません。僕も自分の年齢がいくつなのかってのも気になってましたし。」


俺は、そう言って裁玉に手をかざした


裁玉に手をかざすと、裁玉が輝き俺の手を通し光のスクリーンが浮かびあがった。


種族:亜人種

地位:流民

名:オメガ

性別:♂

年齢:16歳

国籍:ー

戦力:F級


へ~ こりゃ便利だ!この国ての戦力とかも分るのか。

年齢:16歳って書いてあるし・・・・ニュー姉ぇ~にからかわれたと言うことか・・・はぁ~・・・


俺の情報をこの場にいる全員が無言で見ているが全員固まってないか?

見た目と実年齢のギャップに固まってるのかもな・・・・


しばらくして村長が我を取り戻した様で俺に一礼してから手続きを開始した。


まず3人を奴隷として買う金として俺が赤貨15枚をテーブル中央に置き村長ミネルバさんが確認して受け取ると、裁玉にラビア・マルカ・ミーニャの順で手をかざす様に指示され


種族:魔人種

地位:殖民

名:ラビア

性別:♀

年齢:11歳

国籍:ベルガ王国

戦力:B級


種族:精人種

地位:殖民

名:マルカ

性別:♀

年齢:10歳

国籍:ベルガ王国

戦力:B級


種族:獣人種

地位:殖民

名:ミーニャ

性別:♀

年齢:9歳

国籍:ベルガ王国

戦力:B級


3人の情報が表示されたが、種族が3人とも別なの?

疑問を抱いたのは、俺だけのようだな・・・


村長が、マナを取り込みながら呪文を唱え始めた

呪文を唱える事で、マナを集約しその力を変換する事はわかるのだが、トレーニングなら有効だが実戦で使うのって難しいと思う。


長い呪文が終わりミネルバさんが集約したマナを俺達に放つと薄っすらと俺達が光契約が結ばれた様だ。


俺のステータスが変わり、3人のステータスもはっきり分る 


種族:亜人種(超人種ヒューマノイド)

地位:流民

名:オメガ

性別:♂

年齢:16歳

国籍:ー

戦力:F級

奴隷:ラビア・マルカ・ ミーニャ



種族:魔人種

地位:賤民

名:ラビア

性別:♀

年齢:11歳

国籍:ベルガ王国

戦力:B級

所有者:オメガ



種族:精人種

地位:賤民

名:マルカ

性別:♀

年齢:10歳

国籍:ベルガ王国

戦力:B級

所有者:オメガ



種族:獣人種

地位:賤民

名:ミーニャ

性別:♀

年齢:9歳

国籍:ベルガ王国

戦力:B級

所有者:オメガ




俺の左手の甲に青き刻印が浮かびあがると同時に3人の首に青き刻印が浮かんだ。

俺の、手の甲の3本の刻印は3人の主としての物で、3人の首の刻印は、奴隷の首輪と言うことか。


早々に村はずれで狩りを試すとするか!


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