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異世界護衛騎士  作者: 黄昏
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005-始めての村(ミーニャさん)



ミーニャに手を引かれ来た場所は、川と言うか滝つぼかな?

月光で水面がきらきら輝く綺麗な場所で水は清んで底まで見えるな・・・・・綺麗な場所だ。

こんな風景を鑑賞するのって、初めてかもしれない

俺は、今まで戦闘員として生きてきたし記憶だけで実際に見た事は、無いはずだ。

なんだろう?・・・・・・この心地よい空間は・・・・・

記憶だけでは、味わえない・・・・この感覚・・・・


「オメガ!早く脱ぐ! さっさと洗ってご飯たべよ~!」


俺が、景色と心地よいこの地を感じているとミーニャが・・・・


綺麗な裸体だ彼女が9歳とは・・・・


「早くはやく! さっさと脱いで洗うの!」


ミーニャは、口早に言うと俺の服を脱がせ川に引き込み

お互いの体を合わせ俺を洗い初めた。


・・・・やばい・・・・あそこが・・・・


「え?オメガ?・・・・・」


やばい・・・・これは・・・・

この世界で俺は、子供の年齢だが肉体と精神は16歳てことか?


「へ~~ オメガてお父さんよりすごいんだ!」


なんだ?この反応?親父の見たのか?

恥ずかしいとか思わないのか?


俺が、あられも無い思想に硬直してる間に・・・・・


「オメガ!洗い終わったから 服着て帰るよ」


ミーニャに言われ我に戻ったのだが・・・・まだ息子は、元気・・・

俺は、ミーニャに即され服を着た・・・無性に切ない『はぁ~・・』


そんな思いを胸に服を着終わるとミーニャが


「ね~オメガ・・・・」


うん?


「ミーニャ?」


「オメガは、この村を近いうちに出て行くんだよね・・・」


なんだろ?

俺は、この村に寄っただけで永住する気はないのだが・・・・

俺に、惚れてこの村で・・・・

そんな思考のまま無言でいると


「もし・・・オメガにお金があったら・・・・・私とお姉ちゃんを・・・・買ってくれない?」


ミーニャは、遠慮しがちに俺にそう言うと恥ずかしいのか頬を染め俯いてしまった。


買うって?

俺は、疑問に思い聞いてみた


「ミーニャさん 俺が買うって? どういう意味ですか?」


俺の質問にミーニャが頬を染めながら答えてくれた。


「マルカ姉さんが今年で10才に成ったのですが、買い手が今だ決らず・・・

それにラビア姉さまは、11に成りましたが同じく・・・・私も来年で10才になりますし・・・これ以上みんなに(家族)迷惑をかけたくないし・・・・3人共この村では、体力には自信があります・・・・ですから・・・・・」


「え?」


しばし沈黙が・・・・

何を言いたいのかが不明だ こちらから聞いてみるか


「ミーニャさん、僕に何かしてほしいこととかあると?僕に出来る事かは、わかりませんが出来る範囲なら力になりますよ。」


俺の言葉を聞き、ミーニャが


「私とマルカ姉さんとラビア姉さまの3人を買い取ってもらいたいのですが・・・ダメでしょうか・・・・」


え?買うってどうゆうこと?


「買うって言うのは?3人を商品として買うて事じゃ無いですよね?」


ミーニャが俯き悔しさで顔をゆがめながら俺に話した。


「私達3人をオメガの奴隷として買っていただき その支払いを村長様に渡し私達3人を村の外に出してもらいたいのです・・・・」


確か俺が村を出る時に支払う対価て銅貨3枚だったよね?


「いくら村長に払ったら3人がこの村を出る事って可能なの?」


「オメガが私達を買う値段は、1人 赤貨5枚で、村長に赤貨15枚を支払ってもらえたら 私達3人は、オメガの奴隷としてこの地を出る事が出来ます・・・・マルカ姉さんから聞いた話だと こんな僻地に来る方でオメガさんの様に気品のある方は、初めてとも聞きました。」

「・・・・・・・・それに 私も・・・・オメガみたいに年下なのに・・・・安心できる方も初めてで・・・・」



赤貨15枚で3人を買うって?

銅貨1枚と赤貨5枚・・・俺がこの村から出る納税の半分て?


この国だが都市だか貴族?なんにせよ この地の現状を見てみたいな


「ミーニャ!俺は、この国の都市を目指して旅してるのだが、目的地とかある?」


「場所の目的は、私には無いけど、この村を出てハンターで稼ぎ 赤貨15枚は、ぜったい返すから オメガ!・・・おねがい!」


ミーニャは、話終わると俺に頭を下げた

ミーニャが、この村を出てハンターで稼ぎたい意思は、伝わったし金は腐るほど有るし

ミーニャは、かわいいし買うことに不満は無いか・・・


「ミーニャ! お前が俺に買ってもらいたいなら買うが姉さん達にも聞いてみないとね?」


俺の返事を聞きミーニャが満面の笑みで


「やった~~~! オメガ急いで帰ってマルカ姉ぇ~達に報告しないと!」


買われるて事が これほどに嬉しいとか?

よほど この村から出たかったとか?

家族の為に?いや・・・自分の道か?


家の近くまで来るとミーニャからここで待つ様言われ

しばらくすると ミーニャがマルカとマルカの姉のラビアを連れこちらに歩いてくる


マルカさんが俺に跪き

「オメガさん、ミーニャから聞いたのですが、私達3人を奴隷として購入をお考えだと・・・」


そしてラビアさんも跪き

「私も・・・・オメガの奴隷として買ってくれるのですか?」


2人の言葉を聞き俺は、


「2人が望むならこの村から買い取る事は、出来ますが・・・いいの?」


2人同時に


「はぃ」

「はぃ」


2人の意思は、決ってる様だ


「ミーニャの話じゃ3人で赤貨15枚っと聞いたのですが?」


マルカさんが俺の言葉を聞き


「はぃ! 村長には、私達3人の奴隷買値として赤貨15枚を支払ってもらわないと、なりません・・・・・・・ですが・・・・」


村長に赤貨15枚払えばこの子達は村を出る事が出来るか・・なら残された家族か。

ざっと見て20人前後の家族だったな

なら家族には・・・・・・銀貨1枚ぐらいか?

この3人なら半年もあれば 銀貨1枚は、稼ぐぐらいには出来そうだし


「親御さんには、いかほど?」


俺が言うとマルカからおそるおそる


「できれば2年分の納税額として赤貨20枚を渡していただけたら 私の一生をオメガさんに捧げます!・・・・無理は、言いません・・・家族に支払いが無くとも私がハンターとして稼ぎますので・・・・申し訳ありません。」


気持は、あるが絶対の自信は無いってことか俺も経験したから分るんだよ マルカ・・・・俺が出来る範囲で鍛えてみるか。


「マルカさん 家族には、赤貨100枚を渡します!その分 働いてもらわないといけませんが大丈夫ですか?」


え?家族2年分の税で赤貨20枚て言ったのに・・・100枚? 私達3人で?


「100枚・・・その様な大金・・・・」


マルカの反応は、当然のことだな

だが 俺が鍛える事を決めたなら彼らの望む桁違いの領域と成るのは、必然!


「マルカさん、俺の奴隷と成るなら覚悟が必要です。3人共・・覚悟は?」


しばらくの沈黙後、ミーニャが


「オメガ!私は、がんばる! オメガに異論は無いから私を買って!」


ミーニャの言葉を聞きマルカとラビアも


「私もお願いします!」

「オメガ!お願いします」


3人の決意は、俺の奴隷と成りこの村から出てハンターとして生きて行く意志が伝わった。

なら、俺は、俺の意思でこの3人を鍛えてみたくなった!


親御さんの話を聞いてみるか



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