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異世界護衛騎士  作者: 黄昏
16/17

016-始めての村(3人の攻撃練習)


攻撃練習に取り掛かる事にした。

ここまでの訓練に要した時間が3時間か・・・・・この世界の一般人は、この速さで習得出来るのか?

俺が居た世界の一般人のヒューマンなら生死を賭けた状況でも数週間かかってたし8割以上が精神が崩壊して廃人になってたと思う。

世界が違うと一般人の性能も違っても不思議とは、言えないか。



「次は、精度と威力に取り掛かる!盾もボーガンもマナの集約により威力に差が出るので、200m先の的に矢を当てる練習をして下さい。」

「あそこの岩山に黒で◎を書いてるのが見えますかね?」


俺の質問に


「うん、見える」(ミーニャ)


「はい、見えます。」(マルカ)


「裏山の絶壁に見える落書きですか?」(ラビア)


いま裏庭には、俺たち4人しか居ないのでマナが枯れるまで打ったとしても他人に危害を与える恐れは無いので右手の矢を発動させる練習にとりかかった。


「右手で殴り倒す気持で振り出し具現化した矢で相手を射抜くと強い意志を込めてマナを右手に注ぐ事で矢の威力に差が出ます。とりあえずあの裏山まで矢が届くまで練習して下さい。」


太陽が真上に上がる頃には、3人の矢が200m先の裏山まで届く様になったが、3人共マナ切れの状態なので、回復を兼ねて温泉で柔軟体操とマッサージを行い、マナ回復をする事にした。


「はぁ~ 気持いぃ~~!」(ミーニャ)


「ミーニャ!近くでバシャバシャ暴れないで!」(ラビア)


「確かにこれは、この村の革命みたいですね。」(マルカ)


温泉が気に入ってるみたいで良かった。

温泉が不評だたら小さな内風呂に作り直す予定だったが、このままで良さそうだ。


俺は、3人が湯に漬かりリラックスした事を確認してから岩の上に三人を呼んで柔軟体操をさせた。

3人共非常に柔軟な身体の持ち主で前屈や股割り全て問題無く行えた。

つづいて身体マッサージを行うと、三人共くつぐったいやら はずかしい?うれしい?紆余曲折な状況はあったが全ての筋肉が順調に進化している事が分った。


この分なら早々に10G(G=重力)状態で生活可能となりそうだ。


体力も回復したので3人には、引き続きボーガンの練習をさせこの村を囲む結界柱の設置にかかるとするか。

理由は、この村が気に入ったから?

ニュー姉ぇ~が気に入ったからか?

たぶん俺が気に入ったからこの村を守りたいと思うんだろう。


「俺は、今から村長宅に行くから、俺が戻るまで練習しといてくれ。ただし無理は、禁物です。疲れたと感じたら温泉に入って回復してから練習をすること。」


「あぁ~い!」(ミーニャ)

「はぃ!温泉に入ってまってます。」(マルカ)

「主よ!私が責任を持って」(ラビア)


ラビアさん・・・・そこまで緊張しなくても・・・・

ま~3人の事だし大丈夫だろう?

俺は、軽く手を振りながら村長宅に向かった。


村長宅に着くと早々、ステラさんが俺に近づき


「オメガ殿 本日は、何用ですか?」


警戒は、されて無い様だが・・・・


「本日は、村長ミネルバさんに相談したい事があるので来たのですが面会は、可能でしょうか?」


「村長に相談?」


村長に相談とは?この村に関してなのか?村長個人にか?


「オメガ殿、失礼かもしれませんが、どの様な相談ですか?差し支え無ければお聞かせ願えませんか。」


村長との面会は、内容しだいと言うことか。


「この村を守る結界を設置しようと思うのですが、村長の意見を聞いてからと思ったので・・・」


まずかったか?ステラさんの顔色が変わった・・・・

ステラさんは、無言のまま村長のもとに向かった。


しばらくするとステラさんが戻ってきて村長が話を聞くとの事でステラさんの案内で応接間に移り村長ミネルバさんと話す事が出来た。


「オメガさん、ステラから聞いたのですがこの村を守る結界を設置したいと言われた様ですが間違いありませんか?」


俺は迷わず


「はい、その通りです。」


「この村を孤立させるお考えで結界を張るのでしょうか?」


「孤立?その様な気はありません。全てを拒む結界を作る気はありません。この村の人々に危害を加える者を拒む結界を作ろうと思ったのですが。」


「流民のオメガさんがこの村を?この村は、ベルガ王国の植民地ですよ?」


「この村は、侵略によってベルガ王国に従属する領土になっているのでは?違いますか。」


「確かに、オメガさんが言う様にこの村は、侵略によってベルガ王国の植民地となりましたがベルガ王国に仇なす気はありません。」


『仇なす気はありません。』か・・・ベルガ王国に敵対したり害を与えたりする気は、無い。ただここに集う者達を守りたいだけだ。


「ベルガ王国に敵対したり害を与えたりする気はありません。ただこの村に集う者達を守りたいと思ったので結界を作ろうと考えたのです。村長ミネルバさんが結界は、不要だと言われるならやめておきます。」


村長ミネルバさんは、しばし考え


「わかりました。ただ条件があります!」


条件をつけるか妥当な回答だと俺は、思う。


「条件とは?」


「結界の発動から破壊に至る権限を私達にも頂ければ認めましょう。」


私達とは?村長以外の者にも結界の発動から破壊までの権限を許すとなると、確認をしないとまずいか。


「村長以外の者に権限を渡すのでしたらその方達と合わせてもらいたいのですが、どうされますか?」


村長ミネルバさんが微笑み


「オメガさんは、すでに会ってる方達です。ここに居るステラとマルカの父ブルードさんです。」


なるほど


「その条件なら意義はありませんので明日の朝ブルードさん宅に2人共来てもらいたいのですが、依存はありませんか?」


村長ミネルバさんは、微笑みながらうなずいてくれた。


「オメガ殿・・・・・村長ミネルバ様が出向くには護衛が必要なのだが・・・・私の配下を同行させても問題は無いのか?」


ステラさん1人で村長の護衛が出来ると思って無いと言いたい様だ。

自己過信する事なく信頼する配下を伴い来たいと言うなら


「問題ありません。ですが配下の行動は、全てステラさんが責任を持つと言う事で良いのですね?」


ステラさんは、迷うことなく


「配下の責は、全て私が負う!」


村長ミネルバさんが信頼してる人物の様だ。


「では、明朝 お待ちしています。」


村長の合意を得たので、三人が待つ裏庭に戻ることにした。




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