表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
8/9

計画実行の時

ーー翌朝、庭師の格好で蓮はひなたの元に現れた。

「おはようございます、お嬢様。今日は特別な1日になりそうですね 」

そう言いながら彼はにこやかな視線を向ける

いつもと変わらない彼の菅にほっとするひなた。


「おはよう連!今日は彼がきてくれるから私もドキドキしてるの」


「素晴らしい日になりそうですね 。では、私は花壇を整えてまいります。」

一礼し庭に向かう蓮。


「お嬢様の幸せが一番……でも、その後はどうかな..楽しみだ」



ーー14時。ひなたの恋人が現れた。


蓮はいつもの笑顔で丁寧に頭を下げる。

「ようこそいらっしゃいました。高梨ひなた様の執事、大島蓮でございます。さあ、お手伝いさせていただきます。


「一心大丈夫よ!そんな気を使わなくても」


「いいえ、これが仕事ですから」

ニッコリ笑いながらさりげなく近寄る蓮。


「ご案内させていただきます(小声で)さあ、ゲームの始まりだ!」


笑顔は崩さず2人をエスコートする蓮


「こちらの庭園はいかがでしょうか?綺麗な景色ですね」


蓮がそう告げると綺麗だねっと2人が楽しそうにはしゃぐ。

それを見た蓮は微かに眉をひそめた。


「ええ、本当に美しい場所ですね。お二人の未来もこのような素晴らしいものになりますよ、きっと」


「蓮!ありがとうっ」

そんな蓮に満面の笑みでそう答えた


「いえいえ、当然のことです」


そういう蓮は怪しく笑う。


(その笑顔、今だけのものだ。永遠に続くことはないよ)

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ