表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
<R15>15歳未満の方は移動してください。
この作品には 〔ボーイズラブ要素〕〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

ある。汁。男優のスナイパー

作者: ヒロモト


「白井つららと申します!三神ユウヤさん!次の作品に僕も出して下さい!」


男優歴50年。俺ぐらいになると俺と共演してぇガキがたまに直談判しにスタジオに来やがる。

どいつもこいつも不合格だけどな。

きっとこいつもそうだろう。


「けぇんな!おめぇみたいな若造の汁なんてどうせサラサラのうっすい汁だろぉ!?」


今度の作品はオイラが認めた『いい汁』のベテラン俳優だけ集めたんだ。

こんな貧弱なガキの汁なんて浴びれるか!馬鹿野郎この野郎め!


「俺出せます!いい汁出せます!せめて試験だけでも受けさせて下さい!」


ほう。いい目をしている。

俺のわけぇ頃にそっくりじゃねぇか。

こいつ……これまでの若造とはちっと違うな。


「おう!じゃあ今夜俺の家に来やがれぃ!」


「はいっ!」




結論から言うとこの若造はい〜〜〜い汁出しやがる。

生きてる間にえらいさん達に口聞いてやりゃあ良かった。

仕方ねぇ。

こいつが汁出した瞬間に俺ぁ死んだんだからな。

まさかねぇ。ケツから脳天を突き破って天井に突き刺さる程の汁とはねぇ。

まるで白いつららだね。



ああ、白井つららか。





評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] ギリギリを突いたタイムリーなホラーですな(笑)
[一言] ┌(┌^o^)┐
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ