動物好きの初交流
私たちはレベルを5まで上げて前回終わったんだけど…
「ん~やっぱり【リンク】使ってる状態での初期装備ってなんかダサいよね?」
ニマはリナに問いかけると
「ミィ」
「たしかに…どうしよ…でもせっかくならかわいい装備がいいよね!誰か頼める人いないかな?」
ニマは周りを見渡してみるとところどころ初期装備の人もいたり寄せ集めの人もいる。
でもニマは見逃さなかった。
そこには一際目立つとってもかわいい装備の人がいたのであった。
私たちは思わず近づいて声をかけた。
「あのぉちょっとよろしいですか?」
「ミィ?」
リナも一緒になって声をかけてくれた。
「え?私ですか?」
「うん!そうあなた!あなたの装備って自作よね?」
「えっとぉ…」
同い年ぐらいでおとなしめの女の子が困っている。
「ああ~ごめん!ついあなたの装備がかわいいなって思ったから声をかけたんだ!」
ニマは急に声をかけたせいで恐れられちょっと申し訳なくなった。
「あれ?でもあなたの装備はまだ未完成だよね!」
「そうなんですよ!ちなみにこれは私が作りましたよ!ですが、今日友達が来れなくなってしまったので丁度困っていたところです!」
「私たちが手伝ってあげるよ!ねぇリナ!」
「ミィ!!」
リナはほんとに頼もしいな。もちろん私も頑張るよ。
「いいんですか?私移動速度が遅いので攻撃避けるの大変なんですよ」
「なるほど!私はおとりになればいいんだね!」
「え?いや…攻撃してもらっても構いませんよ?」
「ちなみにその素材のモンスターって何かな?」
「えっと…ウルフです!」
「なら…攻撃できないよ」
「そうなんですか?」
「私動物型のモンスター攻撃したくないんだ~かわいいから?えへへ」
「ふふっそんな方もいらっしゃるのですね!」
少し笑われたが悪い人には思われてないようでニマは安心している。