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エピローグ
魔物王を倒して歓喜に震える国を、見下ろせる遥か遠い丘の上に二人の男が遠くに見えるその幻想の国を眺めていた。
「何だ、間に合わなかったのか」
「そう言う割には嬉しそうではないか」
「当たり前だろう?あの魔物王を倒したって話だ。これは本物だろう」
「あぁ、そうだな。せっかく魔物王退治に乗り出したというのに着いたときには既に倒されてました等と恥ずかしい目に会ってなければ格好がつく台詞だったな」
「おいやめろや」
一人の男は顔立ちが良く整っており、その腰に下げる剣も良く使い込まれているのが分かる腕の立つ剣士と言った風貌だった。
もう一人の男は全身を柔らかく丈夫なフード付きのローブに包まれており詳しい顔立ちなどはわからない悪く言えば怪しげな風貌をしていた。
「まぁ···ここまで来たんだしせっかくだ、寄っていこうぜ」
フードの男が振り返る。そして一陣の風が吹き去り、顔を隠していたフード捲れ上がる。
「この世界にある唯一の幻想の国って奴によ」
その男の片目は、それは美しい宝石のような輝きを放っていた。
ゴリラ




