30話 暴君ルドの話26
翌朝、神使たちと朝の礼拝をしてから食事をしていると、ルークススペースの兵士が教会に来たよ。
馬が二頭足りないと馬番の先輩から怒られたジョルジョは、知らんぷりしたけれど、ステファノが登場すると素直に白状したよ。それが昨日の昼前だったんだ。
「行き先は!」
問い詰められてもジョルジョは聞いていないから、教えられなかったよ。
「マッテオのところでは?」
ルドの思考回路を知り尽くしているリクが言うと、すぐさま捜索部隊を出したよ。
ルドがマッテオの家を出たあとに捜索隊が着いたんだ。マッテオからグランデフィウーメの街に向かったと聞いて急いだけど、もう門が閉まっていたよ。開門一番に街に入って教会に来たというわけだね。
男の子の身元を調べる時間がなく、一度カスカータに連れていくことになったよ。
カスカータで待っていたステファノと顔を合わせた瞬間に、ガミガミ言われたよ。
ルドの袖を掴んでいた男の子が大泣きしてしまったから、ステファノの怒るに怒れなくなったよ。
「また拾ってきたので?」
「保護したんですよ。推測ですが、魔物に家族が襲われて、この子だけ助かった。しかし子どもでお金も渡されていなかったのでしょう。食べるものを買えずに路上で餓死しかけていました。服の紋章に見覚えがあるのですが、思い出せなくて」
ステファノたちに見せたけど、わからなかったよ。
「グランデフィウーメの貴族ならば置いてくればよかったのに。なぜ連れてきたのですか?」
ステファノは今にでも外に捨てようと言い出しかねないよ。エジリオは子どもの前でかがんで目を見たよ。
「この子は酷い目にあったのでしょう。戦禍に巻き込まれた子どもの目をしています。火の魔法を使えると言いましたよね?私が預かりましょう」
エジリオが申し出てくれて助かったよ。エジリオが手を掴んだけど、男の子は振り払ってルドにしがみついてまた泣いてしまったよ。
「パパ!パパァ!」
「…ルド。隠し子か?」
「リク、何を聞いていたの?この子を保護したんだってば!
エジリオ様は優しい人だよ。一緒に行こうね」
やだやだってさらにしがみついて号泣するよ。
「どこにもいかないで…」
と言われてもお仕事にならないから、護衛たちがルドから引き離そうとするよ。ルドは強引はよくないと思ったから、子どもが納得してくれることはなんだろうと考えたよ。
「どこにもいかないよ。君の服はとても汚れているから、綺麗な服を着よう。美味しいご飯も食べて面白い遊びをしようね、そうしようよ」
「あそび?」
ルドはその場で小さな氷の滑り台を作ると、男の子を乗せたよ。滑ると楽しかったのか、小さな笑みを浮かべてルドを振り向くよ。三回滑るころには声をあげて笑ったよ。それにルドは安心したんだ。
滑り台を消すと男の子はもっととせがむけれど、ルドはだめって言ったよ。
「お着替えとご飯食べれた子は遊んでいいよ。できない子は滑ってはいけません」
男の子は、はーいって言ってくれたよ。
男の子がお風呂で身体を綺麗にしている間、ステファノのガミガミタイムが再開したよ。
ヘトヘトになったのはロドルフォも同じで、上司から罰として配属変更を言い渡されたよ。
連れて行かれた先にぐったりしているルドがいたよ。
「やあ、ロドルフォ様。元気ですか?」
「そこそこ元気ですが、陛下は酷そうですね」
罰として大量の書類を机に置かれて、明日の出発までにすべて目を通してサインしろとステファノに言われたよ。
「それでどうしたんですか?」
ロドルフォはピッと背筋をのばしたよ。
「神殿の警護の任を解かれて、王属部隊になりました。任務は陛下の脱走を手助けした者を罰するというものです。よろしくお願いします」
ロドルフォがルドの脱走の手助けをしたら、自分自身を罰しなくてはならないよ。将軍に配置転換と任務を命令したのはステファノだろうね。
「なるほど…。しばらくは大人しくしてますよ」
首都に帰るとキアーラにも脱走の話が伝わっていたよ。もちろん子どもを拾ったというのもね。
「グランデフィウーメの子どもを拾うのが趣味なの?」
キアーラは面と向かって話せないことをジュストがズバズバ言うよ。
「ジュストは拾われない方がよかった?」
「そんなことは言ってないよ。俺はまだ二人がいたからよかったけど。あの子、座ったまま動かないときがあるし、何があったの?」
「わからない。本人は覚えていないのか言いたくないのか話してくれないんだ。魔物に襲われた貴族がいないか、グランデフィウーメに彼が着ている服を送って調べてもらっている」
ジュストたちに面倒を見てもらうことにしたけど、いつまでも名無しというわけにはいかないから、仮に名前をつけることにしたよ。
「エトーレにしよう。どんな身分の子どもであれ、どんな理由であの道に一人でいたのであれ、誰かがこれから先お前のことをよくも悪くもいろんなことを言うだろう。
自分自身に忠実な人間であれ。いいな?」
エトーレと名付けられた男の子は意味がわからないのか、首を傾げていたよ。子どもには難しいよと子どものジュストは苦笑していたよ。
「兄ちゃん、色々こめすぎだ。仮の名前だよ」
「仮の名前になるならいいけど、もしわからなかったら一生エトーレかもしれないだろう?適当だったらかわいそうだし。な、エトーレ」
「えとーれ?」
ルドはエトーレを抱き上げて言うよ。
「今からお前の名前だよ。本当の名前を思い出したら教えてね」
「ほんとうのなまえ?」
「お前のお父さんやお母さんがつけてくれた名前だよ」
「わかんない」
エトーレは母親が魔物に襲われたこと以外わからないみたいだけれど、フォークの使い方や言葉はわかるみたいだよ。
キアーラはエトーレの他に汚れたクマのぬいぐるみが気になっていたよ。ルドの寝室に置いてあったから聞いてみたんだ。そうしたら母親の手作りだと聞いて、気づいたよ。
「あなたも何も持たないで、この地に来たのね」
キアーラはルドの背中から抱きしめるよ。
「何も持ってなかったけど、新しい命が生まれた。ここで新しい暮らしを、国を、築くことにしたから」
例えあの実り豊かな故郷が血で染まっても。
自分の手で伯父たちを殺すことになっても。
ルドはもうあの村に行かないと決めたよ。
エトーレの身元はすぐにわからなくて、ルドが預かっていたよ。ゾリグは弟ができたとエトーレを可愛がっていたから、エトーレはゾリグに一番懐いたよ。二人してやんちゃで、神殿内を駆け回るからよく神使たちに怒られていたよ。
火の使い手だとわかったから、ローザも先生気取りで魔法を教えたりしてエトーレはルド一家に馴染んだよ。
マッテオがいなくなって伏せることが多かったジーナは、やんちゃなエトーレの面倒を見るにつれて元気になっていたよ。
「ロレンツォみたいね、この子」
ルドも思ったから、エトーレとの出会いは神様からの贈り物かなと思ったよ。
エトーレはルドの執務室によく忍び込んで、甘えてきたよ。ルドは仕方ないなと膝の上に乗せて仕事をしていたんだ。
いつの間にか学校について改善・改革担当になっていたジュストが報告書を持っていくと、エトーレが執務室にいるのを見つけて怒ったよ。
「エトーレ!兄ちゃんの仕事の邪魔だ!来い!」
「やだ、パパといる!」
「邪魔じゃないからいいよ。エトーレがいるとカリカリした気持ちが落ち着くんだ」
ルドよ、エトーレはペットではない。
「兄ちゃん、甘やかさないの!エトーレ。俺と遊ぼう」
遊びとルドと一緒にいるのか悩んでいると、ルドが背中を押したよ。
「ほらジュストが遊んでくれるって。行っておいで」
遊びたいという気持ちが勝って、ジュストの方へ走っていくよ。
度々ジュストに甘やかしすぎと言われるから、どうして甘やかすか教えてあげたよ。
「エトーレが来たときのことを覚えている?あの子は死んだような目をしていたんだ。とても辛いことがあったんだろう。目の前で母親を殺されたかもしれないんだ。
悲しいのに誰かに冷たくされるともっと悲しくなるだろう?だからたくさん甘やかして、誰かが必ずそばにいてくれる、つらくても生きていたいと思ってほしいんだ」
ルドが離そうとすると行かないでとしがみついたのは、きっと一人になってずっと寂しかったり、怖かったんだろうね。
ジュストは頭では納得していたけれど、ルドの仕事を妨害しているしか見えなかったよ。ステファノもたまにエトーレを叱っていたこともあったし。
はじめは同情していたけれど、言うことを聞かないエトーレにイライラしていたんだ。
エトーレが来てから半年経つとグランデフィウーメから連絡が来たよ。約七ヶ月年前に馬車に乗っていた貴族の夫婦が、魔物に襲われて亡くなったそうだよ。
亡くなったベネデッティ夫妻と一緒に五歳の子どもがいたはずなんだけれども、夫妻と使用人の遺体は見つかって、子どもの遺体が見つからなかったんだって。小さいから魔物が丸飲みしたか、巣に持って帰ったんじゃないかと言われていたらしいんだ。
甥が生きているかもしれないと、ベネデッティさんのお兄さんがグランデフィウーメから来てくれたよ。
見つかった当初エトーレが着ていた服とベネデッティ家の紋章を並べたよ。エトーレの服はほつれて見づらかったけれど、紋章はそっくりで、ベネデッティさんは甥だと確信したようだよ。
ルドが見つけた経緯を話すと、甥の不幸に涙を浮かべたよ。
襲われた場所は魔物が住む森の脇を通る道なんだ。その道を七、八キロ道なりに行けばグランデフィウーメ領主のいる街につくけれど、五歳の子どもが一人で見知らぬ道を歩いて帰るには難しかったみたいだね。
それでもエトーレは歩いて、街に来たよ。
食事を自力で探すことなんてしたことがないエトーレは落ちていたものを拾って食べたか、心優しい人に恵んでもらったんだろうね。
でも街に入る方法がわからなかったんだ。兵士に入れてと行っても、大人が一緒にいない薄汚れた子どもになったエトーレは相手にしてくれなかったようだよ。
困ったエトーレは何とか入ろうとしたけれども、空腹になって街に入ることよりもごはんを食べることが優先になっていたよ。
そこにルドが通りかかって保護したんだ。元気になったエトーレを連れてくると、間違いないとベネデッティさんは喜んだよ。
「よく生きていた。一緒に帰ろう」
ベネデッティさんが引き取ることになったけれど、エトーレはルドから離れないよ。
「お前の伯父さんだよ。覚えてない?」
チラリと見るけれど首を振るよ。
「ロレンツォ。覚えてないか?私だよ」
ロレンツォと呼ばれるとエトーレは、振り向いたよ。でもルドの首にしがみついてしまったんだ。ルドは五歳くらいならもう自分の名前も言えるし、どうしてわからないままなのか検討もつかないよ。
「名前はロレンツォというんだね。よかったね、わかって」
「おれはエトーレだもん!パパとずっといる!」
そういって離れないから、ベネデッティさんにもう少し預かると伝えたよ。
「思い出せないのは、きっと魔物に襲われた恐怖のせいもあるのでしょう。無理に思い出させて連れ帰るより、不安を取り除いたほうがいいと思います」
「私も思います。申し訳ございませんが、甥をお願いします」
「構いませんよ」
ロレンツォと呼んだら、違うエトーレと言い張るからエトーレと呼ぶことになったよ。みんなもそれで馴染んでしまったからね。
「なんだよ、あいつ。親戚見つかったのにグランデフィウーメに帰らないのか?」
ジュストは呆れていたけれど、ローザとゾリグはエトーレが残ると知って喜んでいたよ。
「エトーレ、俺の弟。一緒にいられて、嬉しい」
レナータの言葉でゾリグが言うと、エトーレはにこにこ笑っていたよ。
エジリオもエトーレの魔法の才能を伸ばしてやりたいと思ったから、鍛えていたよ。ある日エトーレは悩みを打ち明けたよ。
「せいしんしさま。おれはロレンツォというなまえだそうです。でもおれはエトーレだとおもっています。ロレンツォとよばれるとそうなのかなっておもいます。でもエトーレとよばれたほうがうれしいです。
どうしたらいいんですか?」
エジリオも大切な自分の名前と両親まで忘れて消し去ろうとした記憶をエトーレに取り戻させるのは、酷だと思っていたよ。
「エトーレとは忠実なという意味があります。陛下はあなた自身に忠実であれとおっしゃったそうですね。あなたが誰なのか、どうしたらいいのか自分の心に問いなさい。そのうちすとんと胸に落ちて、どうして悩んでいたのだろうと思う日が来るでしょう。
確かに言えるのはあなたはグランデフィウーメの貴族です。しかし死ぬ寸前のあなたを拾ったのは陛下であり、陛下と引き合わせてくださったのは神々です。それをお忘れないように」
同じことをステファノにも聞いたよ。ステファノは珍しく微笑みながら言ったよ。
「あなたの名前は忠実なという意味です。陛下に忠実な人でありなさい」
「パパにちゅうじつなら、パパとずっといっしょにいられる?」
「そうです。あなたはエトーレです」
エトーレは納得したみたいだよ。ルドと一緒にいられると聞いて嬉しかったみたいだね。
グランデフィウーメ嫌いのステファノがこんなことを言ったのかというと、ルドやルークススペース贔屓のグランデフィウーメの貴族がいたら色々政治もやりやすいだろうと考えたからだよ。ステファノって腹黒いよね。
一年に何度かは伯父のベネデッティさんに会ったんだけど、自分はエトーレという名前であって父親はルドだと言うんだ。だからずっとルークススペースにいると言ったよ。翌年もその翌年も同じことを言ったんだ。
「あの子はもうロレンツォだったころを忘れてしまったのでしょう」
甥を可愛がっていたから、ベネデッティさんはとても残念そうにしていたよ。それでも毎年会っていたんだ。のびのびと育っていく甥の姿を見て、ベネデッティさんは育ててくれているルドに感謝したよ。
ベネデッティ家は下流貴族だったんだ。ルークススペース国の王族レベルの暮らしはできないから、甥は王様に育ててもらった方が幸せなのではないかと思っていたよ。
エトーレを拾った翌年のある日、エジリオが大きな紙を広げたよ。
「教会が集めた各地の地形を一つにまとめた地図です」
広げられた世界の全貌にステファノも身を乗り出して、目を皿のようにしていたよ。
大陸のほぼ全体が描かれていたけれど、険しい山脈のせいか人の往来は少なく、情報が乏しくて東のギムペル地方はぼんやりとしていたよ。
「神使様たちがこれをつくるのに費やした歳月を思うと、感謝しかありません。これならば国の防衛にも役立つでしょう」
ステファノは地図を撫でたよ。ルドはふふと笑ったよ。
「宰相ならば防衛ではなく、遠征と言うのかと思いました」
「それはまだまだでしょう。陛下のお考えの通り、国の安定がまず優先です。下手に戦をすれば費用が膨大にかさみますので。北の地と南の地もレナータと似たような形をしているのですね。西も同様だったら花のような形の大地に我々は立っているというわけですね」
「花ですか。ステファノ様も可愛らしいことを仰るんですね。この大地の他には?」
ルドが聞くとエジリオは大陸の縁をなぞるよ。
「数多の島々があります。人が多く暮らす島もあれば無人の島も。海の果ては謎に包まれており、勇気ある者たちが挑んでは魔物や荒れ狂う海に命を落としています。船乗りの話では海の先は巨大な滝になっていて、滝つぼにはこれまた大きな口をあけた魔物が待ち構えており、落ちたら生きては戻れないと言います。ただ滝もその魔物を見た人はいないそうですよ。
中央はやはり真ん中だったようですね。中央の人たちは自分たちが世界の中心だという意味でそう呼んでいたと記憶していますが」
ルドとステファノはエジリオにさらに各地の政情を聞いたよ。まずは地図の真ん中を指差したんだ。
「中央は教会が支配しておりますが、何名かの聖神使が主権を争っていて国と呼べるものはありません。この地図も私の昔馴染みから贈られたものでして。実は陛下に取り次ぎを頼まれておりまして、会ってくださいますか?」
「その昔馴染みの方はあなたとリクを逃がした人ですか?」
「はい。私たちにとって兄のような存在でした。あのころは度重なる戦いで私もリクも心が病みまして。密かに逃がしてくれました。脱走した神使兵が捕まれば、激戦地へ送られたのですが、その咎にならないほど私とリクは酷い有り様でした。
彼は争いの絶えない中央を平定するため、聖神使として立ちましたが、小さな土地ゆえ兵力も乏しく劣勢だそうです。陛下にご助力願いたいと」
昔逃がした少年神使兵がレナータで聖神使となり、当時最大の帝国の側近になったと聞いて、助けてって言ってきたみたいだね。
ルドは、はい兵士を送りますとは言えないよ。エジリオが話してくれた中央の情報だけでは不十分なんだ。
「使者は?」
「お待ちです」
エジリオが使者を呼びに行っている間に、ステファノと少し打ち合わせしたよ。
「宰相。この地図ほしいですか?」
ステファノはちらりとルドを見てから地図に視線を移すよ。
「ほしいですね。詳しい土地の名前も領主や国の名前も書かれていますし」
「兵の命と国庫と比べたら?」
ステファノははぁと息を吐いて、名残惜しそうに地図から手を離したよ。
「使者とやらが何を要求するかによってです。聖神使様のお話からして兵は確実でしょう。私の考えでは中央に手を出すのは時期尚早かと」
「俺もそう考えています。中央に遠征に行くのならば、グランデフィウーメをどうにかしています」
「ほう。陛下もやっとグランデフィウーメを手に入れることをお考えですか」
「ほしいわけではないです。民が幸せならいい。でもまだあそこは奴隷が多くいて、貴族が腐っています。
同盟領として中央の使者と共に軍の派遣をお願いするのは難しいでしょうか」
「難しいでしょう。あそこは神々の世よりも俗物を好みます故。もしグランデフィウーメが応じれば、こちらも少なからず兵を出さねばなりません」
「中央の聖神使と仲良くしなさいと言っても?」
ステファノは片眉をあげるよ。
「中央の覇権はグランデフィウーメにやると?」
「やるもなにも。誰を頭にすえるかは中央の民で、我々ではありません」
「陛下は中央がほしくないのですか?この地図を見る限り、どの地域に行くにも必ず通る場所です。あそこを取れば世界を取るといっても過言でもありません」
ルドは苦笑するよ。
「千年前もそうでした。そうやって周囲の国から攻められた。あの地がかつて平和だったことがあっただろうか」
「マグナス様が平和を築いたのでしょう?」
「あれは束の間の平和だったと思います。このレナータが中央のいざこざに巻き込まれて、この国に悪影響を及ぼしたくない」
「聖神使様は兄と呼ぶ方が窮地なら助力するでしょう。レナータの教会が動けば我々も無視できません」
「そうなるかは使者さんとエジリオ様のお話しを聞きましょう」
ちょうど衛兵がエジリオが来たと教えてくれたよ。




