私と自分
「ねぇ、どうしてずっとここにいるの?」
声が響く
「だって、お母さんがここに居なさいって言ったから」
諦めた声で言う
「だけど、おそとはとてもたのしいところみたいだよ?」
語りかけられる
「わかってる、でも…!」
息が上がる
「おそと、いきたいんでしょ?」
「無理だよ…お母さんには逆らえない」
「かわいそうだね」
哀れまれる
「あなたに何がわかるの!?」
声を荒らげる
「わからないよ、だってボクは私なんだから」
「五月蝿い!五月蝿い!!」
叫んだ
「私だって…外に行きたいよ!でも無理なの!」
涙が零れる
嗚咽が漏れる
そして
私はきく
私の中の"ボク《自分》"に
「私はどうすればいいの……?」
今回は『私と自分』は同じ存在でありながら私の中で切り離されたものとして書いています。
主人公は二重人格者と思われたと思います、ですがこの話の主人公は二重人格者ではないんです。
ボク(自分)は1人孤独の中で作り上げた私の妄想なんです。
対話を中心に書いたので分かりずらいと思います…すみません……
この話を読んでくださってありがとうございます!!
新しい話もかけたらどんどん投稿するので読んで頂ければ幸いです。