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未来の歴史ゲーム

5人そろって龍造寺四天王




「はいオッケーで~す」




平田がビデオのスイッチを切り替えてそう言った。



俺はトッピング全部のせたこ焼きを作りながら放送を終えた。


載せすぎるとかなり不味くなる神秘。


まだ柴田は荷物の積み込み終わらんのかな~?




「お?歴女戦争の新キャラ出てる」


暇を持て余した俺はスマホゲームを起動したら新イベントが開始していた。


マワセッ、マワセッ。

出るまでまわせば確率100%だぜ。




「アニキ、今回のガチャは誰っすか?」


「龍造寺四天王と絶望畠山家」



「………なんで四天王なのに5人いるんスか?」


「多分”奴は四天王の中でも最弱!”をやりたかったんじゃね?このゲームだと円成寺が後から四天王入りして嘆いているカットインがある」


そんなやりとりをしていると、柴田の親父が歩いてきた。




「積み込みましたよぼっちゃん。こちらカードと明細です」


「ごくろー、紙はいらん。あ、トイレットペーパーとティッシュペーパーも積んだ?」


「いえ、まずは食材関係との事でしたので。必要なら後から送りますか?」


「頼むわ。じーちゃんがキレてたからトラック何台かもう付いてる筈だし。コンテナも来てると思うから入れといて」




「………。会長は何をする気なんですかね?」


柴田の親父が怪訝な顔しながら聞いてきた。


「俺が発電機使えないって言ったらキレてたから、多分専用マンションでも建てるんじゃねーかな?

丁度部室荷物だらけで狭くなってたし。


今日もこれから茶道部の畳で寝る予定だったしな。」




道路の方を指差しながら答えた。


飯を食ってる時からずっと何台も大型トラックや重機が学園へ向かって走っているのだ。


部活棟と女子寮の間が余ってるから彼処に建築するのであろう。



「今回は何日かかりますかね?」


「本物の一夜城作るんじゃねーかな?歴史だと三ヶ月かかってたらしいけど」



歴史家がアレコレ考えて無理矢理妄想したとされる一夜城だが、現在の教科書では削除されている。


材料揃えて柵と見張り台だけの城モドキだと言っても、木を切ったり加工したり、陽動にあわせて川下りしたり空堀を掘ったりなど1日では不可能なのだ。


更にはろくな道具も飯もない栄養失調が基本の平民では作業効率も格段に悪い。


大体一夜城が可能なら残りの城も全部一夜で作れるじゃねーかってのが現在の歴史書だ。



そして通称は猿ではなくハゲネズミになっている。


第六天魔王が猿と呼んだ設定はなく、ハゲネズミと呼んでいたのだ。


えろげーでは今も猿のままだけどな。ハゲネズミの女体化って無理があるし…。




それはともかくとして、なら本物の一夜城を作ろうではないか!と現代の一夜城作成チームが考えたのが”土地を固めた後城をまるごと持ってくる”だ。


現代科学では家ごと運ぶこと自体容易にできる。


なので時間がかかるのは電線を通したり上下水道を通したりと言った工程だけなのだ。




「家建てるならついでにビニールハウス作ってもらうか。明日の放送に使える」


「…相変わらず変な所にお金を使いますねぼっちゃん」


「変なトコだからこそ使うんだよ。日が当たらねー場所に金を流さないとな。皆がやることに興味はね~」





俺はニカッっと笑いながらこれからできるものを楽しみにするのだった。



家ごと運ぶのはこちらでも普通にやってます 

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