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燃える想い

「お、お嬢様!きっとこちらの差出人不明の封筒の中にお嬢様宛が紛れてございますよ!」

「まあそうよね!」


『残虐非道爆裂女へ

貴女のイカれた魔法でうちのピーちゃんが怪我をしてしまいました。つきましては竜の月24日丑の刻より果し合』ビリ!

『素敵なお姉様へ

あの時の爆撃を毎日夢に見ます。そう、これはきっと恋。貴女のまな板 』 ビリビリ!

『賠償請求のご』ビリビリビリ!

『眠れない夜に、スッキリ快眠枕』ビリリ!

『素敵な出会いのお手伝い』ビリビリリ...


今夜は外で火を囲んでお食事みたいですね。

「いい紙は燃える時こそ真価を発揮するのよね。」

「お嬢様、そろそろ食べごろでございます。」

「そう、食べごろなのよ!私は!」

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