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扉バーン

お爺さんがとても難しい顔をしている。

嵐のような熱波が小屋を通り過ぎ、続けて叫び声が聞こえる。

「迎えが1人も居ないってどういう事なのよ!ふざけんじゃないわよ!」

あ、香りが真っ直ぐ近づいてくる。凄いなー。どうやって探り当てたんだろう。

バーン、と小屋の扉を蹴破って入ってきたのはとっても高貴そうで、まるでお人形さんのように可愛らしいお方。

「おい!執事!色々説明なさい!」

「あ、はいお嬢様。実は旦那様がかくかくしかじかでございまして、みんなゴールデンウィークで帰省しております。」

「•••なら仕方ないわね。」

どうやら大変物分かりの良いお方のようです。

「あーそうそう、屋敷吹き飛ばしちゃったから、とりあえず家買いに行くわよ」

生まれ出でてよりご主人と共に歩き、ここで健やかに成長させて頂きました。美しい庭。清らかな噴水。煌びやかなお屋敷。

みんなみんな美しい想い出。ああ今は虚空の彼方。

「あら、あの爆発でパニクらないなんて、こいつ見どころあるわね」

そう、虚空の彼方。

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