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我が名は
ハッと目が覚めたら何っていうか、天使の祝福と共に小屋で転生しておりました。
天使って本当に居たんですね。少なくとも前いた秩父ってとこでは見なかったな〜。
羽が生えてて、なぜか常に周りに羽根が舞ってて、チャクラムみたいな光が頭の上に浮いてたんですよ。散々老若男女を乗せて走って来たもんですから、ついつい人基準で考えてしまうんですけれど、ちょっと気位が高そうで、あ、もちろん良い意味で。
さてさて、そんなこんなで新しい命を授かった身。
どうやら貴族の家に生まれたようで、お恥ずかしながら立派な名前まで頂きました。
ロルス•ロイス それが私に与えられた名前。
自分で言うのも何ですが、運命かなと。
転生前の会社で、運転手さん達がしきりにロールスロイスがロールスロイスが言ってたのを聞いて務めていた身。身に余る光栄とはまさにこの事。
我が名はロルス・ロイス。
静かに力強く、そして礼節を持って務める者。
今日もご主人の為に大地を駆け、車を引き、お務めさせて頂きます。
あー、ニンジン美味しい。