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俺、悲劇だろう?

「『鳥』じゃなくて奉明たてあき、葛城さん達に喧嘩けんかしたんだってね。聞いたよ」

 水色のショートカットヘアこの女は川崎茜かわさきあかね、龍神と人間の混血であり、現在『川崎薬局』の経営している。数百年ぶりに怖い顔しないでクレヨン。

「峯塚さんに呼んで回収してもらうからね」

「嘘ぉ~ん」

「何オカマみたいな声出してんの気持ち悪っ」

 何て事を言われている間にとうとう椛が来てしまった。てか来るの早くない!?。家まで何キロ有ると思ってんの...。

「こんにちは、奉明を連れ帰りに来ましたぁ」

「良かったぁ来てくれて!」

「この『鳥』が迷惑おかけしました」

「いえいえ」

「じゃ、帰りましょ♡」

「良かったね、私よりも心から愛してくれる人が見つかって!」

 お前随分と冷たくなったなぁ...。ま全部俺の勘違かんちがいが悪いんだけどさ。椛に抵抗できる程の力が無いのでいつものように地上約五〇〇メートル位の   ところから宙ぶらりんで我が家(巣)に帰還きかん/帰宅きたくしている。そして危機着いてみると二足で立っている『熊』が居た。何か右手に大量の鮭、ひもに吊るしてた。今こっち見た。唸りうなりごえも上げてるし。俺、食べられるのかな?。

「お帰り熊、これ鮭のおすそわけだくま」

「ありがとうございます」

「いえいえ」

「仲いいのは良いことくま。ばいばい」

「さようなら...じゃ奉明逃げたって事は私を嫌いになった証拠しょうこだよ...次は絶対に逃がさないよ」

 そして今まで以上の絶望が始まった。まず監獄かんごくみたいなところに収監しゅうかんされてしまった。風呂の中、用足すときもついてきやがるので気が休まらねぇ。定期的に栄養補給剤えいようほきゅうざい摂取せっしゅされるので自殺もさせてもらえない。ちくしょー!

「あのぅ峯塚さん」

「きゃっちょっと覗かないで!怖い」

「え?怖い!?栄養満点の大根ですよ!」

「で、どうしたの?」

「俺も風呂入りたいんですけどまだですかね?」

「丁度味噌汁作ってるから」

「じゃ、そっちに入りますね」

「それは止めて!」

「どうしてですか?」

「普通の大根で間に合ってる」

「馬鹿な...この俺が下級大根風情に劣っているというのか...そんな馬鹿な!?」

「違う。生きている大根何て気持ち悪くて食べたくない」

「酷いじゃないですか!俺栄養たっぷりにエキス含んでるのにぃ!ぷんぷん激おこ!」

 『大根』!お前、助けに来たんじゃなかったのかよ!。ところで俺はいつまで椛の全裸見ないといけないんだよぉ!助けてくれよ茜ぇ。

「この小説を読んでるかしこ読者諸君どくしゃしょくん、君達の創造力そうぞうりょくで俺を救出きゅうしゅつしてくれ!ヘルプミー!」



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