表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ステラ・ライト  作者: しがみ
幕開け
19/21

分断

「2体同時……こういう特性、敵の“ボス”って感じだな……」


イリスは少し呆れたように呟きながらも、しっかりと迫る闇に構えを取る。


 


「まぁまぁ仕方ないよ、イリス~。こっちは3人、バランスでは勝ってるって!」


明るく笑うルクス。緊張感をやわらげようとする彼女なりの気遣いだった。


 


「2人とも、来るわよ――」


ソレルの声が落ちるよりも早く、2体の融合型ダスターが同時に腕を振り下ろしてきた…


振動すら伝わってきそうな勢いで空間が揺れる。


「おおっ!力比べか!? 望むところだぜ!!拳なら誰にも負けねぇ!!――《バースト・スマッ……ん、えっ!?!?あれぇぇぇぇぇ!!」 



イリスの拳がぶつかる寸前――


突如、空間の一部がゆがみを見せ、彼女の身体が吸い込まれるようにして宙に跳ね飛ばされた。



「なっ、なに!? 空間歪曲!? 重力異常!?!?」


ルクスの顔が蒼白になる。


「い、イリスがぁ!! ど、どうしよう!? ソレル!!」



「……まずいわね……引き裂くような引力フィールド。ダスターの特異個体による“範囲分断型”スキル……」


ソレルの顔からは、さすがの余裕も消えていた。


「助けに行きたいのは山々だけど――どうやらそんな時間、与えてくれないみたいね」


2体のダスターが、なおも拳を振り上げて構えている。


「ルクス、今は目の前の敵に集中よ……冷静に、冷静に戦うの」


「う、うん……分かった……!」


小さく震える指先をぎゅっと握り、ルクスはアストラル=レイを構える。


「待ってて……イリス。今、絶対に戻ってくるから……!」


 


分断された戦場、狂った空間、そして追い詰められた2人――

ステラ達の戦いは、さらなる局面へと進み始める。

合流させた意味isなに…?

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ