啓蒙
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。
注意事項2
結末は違いますが、こんな夢を学生時代に見たんですよ。
最近は必ず決まって夢を見る。携帯端末の天気予報を確認する夢。私の端末に元より入っていた天気予報のアプリは中々凝っていて、背景の景色がゆるりと蠢く。天候は決まって雷雨と雨風が激しい嵐。暗雲が大航海時代の海賊達を連想させる。
そうしてその画面をぼんやりと眺めていると、何時しか辺り一面が静かなる青に染まっている事に気付かされる。どうやら此処は穏やかな海のようで、浅瀬からささやかながらも太陽の光が差し込んでいる。だがしかし、差し込んで来たのは陽の光だけではなかった。
体全体を覆う黄のローブの者が、沈みゆく私に向かって天井から何かを語り掛ける。何を話しているかは分からない。けれども私の精神に異常を来す者であるのは明白だった。
此処で何時も目を覚ます。目を覚ますと言うより起こされるのだ。瞼に柔らかいふにふにとした物を押し付けられ、半ば強制的に現実に引き戻される。
「はっ......」
起き上がると、美しい黒猫が枕を陣取り、じっと此方を見据えていた。どうやら彼女が私の瞼に触れていたらしい。彼女は慎ましやかに声を上げる。
「君か、ミス・メネス」
同居人の頭を撫でてやると、静かに喉を鳴らす。ぐるぐると、ぐるぐると。そうして居るうちに、悪夢の事などとうに忘れてしまった。
もう一度布団を被って眠りに着こうにも、中々眠れなかった。神経質なのは戴けない。キッチンに向かって、ホットミルクを作るとしよう。そうして鍋で牛乳を沸かしていると、音もなく彼女がやって来た。
ふんわりとした黒髪。大きく丸い瞳。ゴシックなドレスに身を包んでいる。ただより人目を引くのは、頭部に着いた三角形の耳と、背後から揺らめく長い尾っぽであろう。
「俗世の偏見を捨て去り、人智を超えた物を得ようとしている。だから支配者に目を付けられるの」
少女は苛立たしげに尾を振り回し、詩的に忠告する。最近はこのような甘い幻覚を見る。同居人である猫が人型になり、こうして語り掛けてくるというもの。果たしてこれは夢の続きなのだろうか?
「ミス・メネス」
「なぁに。今日は酔狂な邪神と勘違いしないのね」
「君が悪夢から覚ましてくれたのだろうか?」
「そうよ。貴方は半分程、外に足を踏み入れている様だから。目が離せない」
それから大きな目をぱちくりと瞬きさせ、ただ一つ深淵に近づく啓蒙を施す。
「貴方、ご存知? 今日は□衣の王の生誕の日だという事を」
クトゥルフと言ったら有名な死ゲーがあるんですけど、それを知ったのは何時だったか覚えてません。
ただ世界観の全てが美しかったことは今でも覚えてます。
たまに見るとやっぱりウハウハします。
○○○○○○○○を『たん』付で呼んでも、美少女化するには叡智が足りない。
でも延々と泣き続けるのに背徳感が沸きます。
○○○○○は狂化前も後も美しい。
あの包帯ぐるぐる巻きの目隠しが良いんです。
仕草の一つ一つが殉教者めいたところが良いんです。
乙女度が高くて最高です。
※この話がしたかっただけの人。
※著作権考えて、頑張って伏字にしている人。
学生時代に、彼の見た夢と同じものを見たんですよ。
黄色のローブの二人の使者が、脳に直接語り掛けてくる夢。
ただ余りにも有名な声優さんの声で再生されたので、SANチェックはクリティカルかましました。
『こんなに良い声なんけ!!』といういい意味での発狂。
起きて友人に会ったら、
『今日はねー、ハスター様(クトゥルフに出てくる黄色いローブの邪神様)の誕生日なんだよー』
と言う話がありました。
もしかしたら発狂して、信者型になっていたかも知れないという話。
邪神遭遇はダイスロールはクリティカル出さなきゃ勝てないんですよ。
この二人はまだプロトタイプです。まだ全然定まってません。
ドリームランドに行かないように、起こし続けなくては。