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蛇足

あたしは手に持った分厚い石板を見つめた。それからどうしようもない怒りが湧いてくる。いくら推しが大事だからって、推し以外全部のアンチになるなんて、どうしようもなくムカつく。目の前にいたら殴ってやりたい。

あたしは猛然と立ち上がって、その怒りのままに石板を地面に叩き付けた。

がしゃん、とばらばらになった石板。その中に、布で包まれた何か。布の表面には文字が刺繍されている。


『追伸 落ち着いて考えたらちょっとアンチが激しすぎたので

流石に刃は準備しておきました。私にむかつくくらい元気のある人間で

かつ物語を知っているなら、使い道もわかるかと思います

キャシー・ロック』


「お気持ちを表明してから反省するめんどくさいタイプのオタクーッ!!」

あたしの叫び声が石造りの部屋の中に反響して、なんだかそれが顔も知らない女の笑い声のようで、腹立たしかった。


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