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おりてらっしゃい

作者: ?ほんとに僕か

久しぶりです

 まどのそとにはなにもない

ふと、そんなことを思った。寝る前の勝手な妄想だったし、そんな妄想にとらわれるほど明日は暇じゃないから寝ようとした。その夜はいここ一番の熱帯夜で蒸し暑く、一階二階の二階でも寝ても朝が来て浅い眠りから覚醒したときには隈が深くなっていた。

 外からは風が強く吹き去る音が聞こえ、階下からはアパートの住人が歩く音が聞こえる。

 熱くて暑くてたまらないほどの猛暑日だったからエアコンをつけようとしたがブレーカーが何故か落ちていた。

 仕方ないので、立ち上がるのも面倒だと感じたからそのまま寝ていることにした。

 しばらく経ったある時玄関に何かを投函する音で目が覚めた。

 未だ和らがない暑さに気づかせた配達員を恨みながらも、彼らも暑いのかぁとか考えながらそれを手に取る。

 

 その紙を放った。その紙は赤くさながら緊急事態のような、急かすようなそんな雰囲気を纏っていた。


 中を開くとこう書いてあった。

【早くおりてらっしゃい】


 すると声が聞こえた。

「早くおりてらっしゃい!……遅刻するわよ!」



 赤い手紙を机の上においたまま、家を飛び出して家の目の前の通りの光の反射を気にしながら学校へと向かった。



お疲れさまでした

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