↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
強欲エルフの最強街道  作者: ルケア


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

8/194

8話 武器の手入れ、商業ギルドで買い物

OFUSE始めました。

https://ofuse.me/rukea


ついでにブログも始めました。好きなことをつらつらと書いていく予定。

https://rukeanote.hatenablog.com/


さらについでにTwitterも始めました。変なこともつぶやく可能性があります。関係ないことも沢山つぶやきます。

https://twitter.com/rukeanote

 9月10日金曜日、天気は大雨。今日は迷宮探索はお休みですね。……荷物持ちが居るか、収納系統のスキルがあれば傘をさして行くんだけど、傘を持ち歩かないといけない雨の日はお休みだ。


 雨の日はやることが無いんだよなあ。とりあえず飯を食ってるんだけど、何をしようかな。経験値が稼げる事も無いし、本当に何をしようか。


「おい、マモン。お前、得物の手入れはちゃんとしてるか?」


「手入れ? してないけど……。手入れって何をすればいいんだ?」


「はー、やっぱりか。まあそうだろうとは思っちゃいたがな。飯食ったら武器持って来い。簡単な手入れの仕方を教えてやる。道具は買え。その位は稼いでんだろ?」


 はー、武器の手入れか。迷宮の敵は血とか出さないからしなくて良いものなのかと思っていたんだが、必要なのか。しかし、何をすればいいんだ? 布で拭くのも意味無いだろうし。


 まあ、教えてくれるって言うんだからしっかりと教えて貰おう。まずはしっかりとご飯を食べてから。それから武器を持っていこう。


 そんな訳で、得物を持って父さんの仕事場の鍛冶場にやってきました。……暑いんだよなあ。熱気がなあ。まあ、鍛冶場ですし。しょうがないんだけど。


「おう、来たか。こっち来い」


「父さん、具体的に手入れって何をすればいいんだ?」


「そりゃおめえ、砥ぎと錆止めだ。こればっかりはしっかりとやらんと使いもんにならなくなるぞ。鈍器でも意味はあるんだろうが、そいつは砥いで使うもんだ。使ったんなら偶には手入れをしてやらにゃいかん」


「って言ってもなあ。やった事が無いんだけど」


「だから、やり方を教えてやるから見て覚えろ。そんなに難しい事じゃねえ」


 そんな訳で、父さんから手入れの講義です。面倒だけど、武器を長く使うなら必要なんだろうな。


「とりあえず、用意すんのは水、砥石、布巾、刷毛、錆止め油だ。こんだけあれば問題ない」


「商業ギルドで売ってる?」


「売ってるから心配すんな。んで、まずは砥ぎだな。簡易手入れだからな。水で濡らして刃にはしらせろ。下手糞でもある程度は砥げる」


「こっちの部分もか? 殆ど使ってないんだけど」


「両方やっとけ。どうせ簡易手入れの方法だ。本手入れは俺の所に持って来い。手入れ代は貰うが、しっかりと手入れをしてやる」


 ……家族価格でお願いしたいです。武器って手間がかかるんだな。他の探索者もやってるんだろうか。


「他の探索者や冒険者も手入れに来るのか?」


「んにゃ。あいつらは使いつぶしてそれで終わりだ。買い換える方が高くつくぞ。手入れだけで済ませられるならそっちの方がいい」


「期間はどのくらいでやればいいんだ?」


「本当は使ったらやれと言いたいが、週に1回やれば十分だ。迷宮でしか戦ってないんだろ?」


「ああ、迷宮だけだな。外の魔物だと違うのか?」


「外の魔物が相手なら、仕事が終わったら手入れしろ。血糊はそれ程に厄介だ。手入れをサボると直ぐにガタが来るから注意しとけ」


「本手入れは何時持ってくればいい?」


「迷宮の魔物相手だと6か月は大丈夫だ。外の魔物相手なら2か月に1回は見せにこい」


「暫くは迷宮で狩るから、まだまだ先かな。……こんな感じでいいのか?」


「……まあ、素人がやったにしちゃあ上等だろう。次は油を塗るから水気は切っとけよ。水気が残ってると意味ねえからな」


 布巾で摩擦熱が出る勢いで水気を取る。……こんな手入れでも時間がかかるのな。


「でだ。刷毛で油をしっかりと塗れ。金属部分だけでいいぞ。持ち手の木材には必要ねえ」


「なあ、持ち手も金属じゃなくていいのか?」


「金属でもいいが、そいつはトレントの木だからな。手入れが要らない分初心者にはそっちの方がいい。手入れに慣れたら全部金属の奴を買えばいい。手入れも知らん奴には木材で十分だ」


「なあ、油で滑ったりするのか?」


「当たり前だろ? 持ち手も塗る全金属の奴は塗りすぎると滑る。……ってことはおめえ、素手で握ってんな? グローブを買え。滑り止めが付いた奴な。ハルバードなら必要だろ」


「グローブもいるのか。商業ギルドで売ってるよな?」


「ああ、後で手入れ道具と一緒に買って来い。……ったく、武器を扱うんなら基礎は聞きにこい。こちとら鍛冶屋だ。その位は教えてやる」


「……もう必要なものはないか?」


「ああ、とりあえずはな。後は荷物持ちが居ればいいんだろうが、……お前はソロでやってんだったな。それならそんだけで十分だ。手入れの道具も家に置いておけば良いしな」


「……こんな感じか?」


「……まあ、十分だろ。後はしっかりと乾かせ。それでとりあえずだ」


「解った。ありがと」


「っは、礼なんて要らねえよ。しっかりと探索者をやれよ」


「ああ。じゃあ商業ギルドに行ってくるよ」


 手入れ道具とグローブを買いに商業ギルドに行くか。得物は家に置いてくるとして、早速準備だな。とりあえず、砥石と刷毛と油と布も余分に買っておくか。グローブか。滑り止めのある奴だよな。


 傘を差し、商業ギルドに歩いて行く。今日は雨だから演説は何処でもやってないよな。たまーにギルド内で演説する奴もいるんだが、ひんしゅくをかうだけで票にはならんからするバカは少ない。


 商業ギルドは1階は商人相手に色々と交渉したりなんなりするところ。一応登録してある俺もここで登録した。探索者ギルド証と一緒に結んで首に掛けてある。


 2階以降は物を売っているフロアだ。保存食とか雑貨とかこの辺に売ってる。生鮮食品は1階だな。そこで商人が交渉して売ったり買ったりしてる。


 一応、5階建ての建物。もの凄く広いんだよ。まずはグローブを探すか。武器防具コーナーにあるだろ。しかし、滑り止めか。何で止めてるんだろうな。材質は拘らんけど、蒸れにくいのがいいなあ。


「すみません。グローブでおすすめはありませんか?」


「グローブですか? そうですねー。予算はどのくらいですか?」


「500万サルンまでですね。あ、滑り止めは付いていて欲しいです」


「そうなるとー、ちょっとこっちに来てくださいね」


 店員さんに付いて行く。ある程度把握してんのか。すげーな。こんなに有ったら覚えられないぞ。


「この辺りがグローブのコーナーなんですが……これとかどうですか? 滑り止めは付いていますし。他の効果は付いてないですが」


「他の効果と言うと?」


「魔道具の類ですね。剛力のスキルを付与する物なんかがありますよ。もしスキルを持っていたら、その分のレベルが上がる物なんですが、予算が足りませんね」


「あー、そう言うのもあるんですか。蒸れなんかはどうですか?」


「蒸れが嫌ならこっちの方がいいんじゃないでしょうか。この皮なら蒸れにくいと思いますよ」


「ですか。……嵌めてみてもいいですか?」


「どうぞ」


 うーん。何の皮か知らんけど、まあまあいいんじゃない? 滑り止めも付いてるし。大きさは気になるけど、使ってみない事には使い勝手が解らんからな。


「とりあえず、これにします。幾らですか?」


「そちらで35万サルンです」


「じゃあこれでお釣りをください」


「はい、少々お待ちください」


 ついでに金も預けてくか。商業ギルドは銀行業務もやってるからな。金も貸して貰える。殆ど銀行だよ。しかもギルド証に金額を登録出来るから何処の商業ギルドでも引き出せる。


 国外でも可能だ。……商業ギルドの方が古いんだよ。国も興り廃り何度も何度も戦争を繰り返し、今ある国は商業ギルドよりも新しくなってしまった。


 この世界を裏で支えているのが商業ギルド。組織がデカすぎるんだよな。その所為で、通貨サルンが世界共通通貨になっている。国が金を増やし続けてはいるものの、通貨だけは変えられない。


 商業ギルドを敵に回したら戦争で負けるとまで言われているからな。世界の物流を牛耳っている巨大組織が商業ギルドだ。敵に回したと情報が流れれば最後、四方八方から攻められるからな。


 割とまだまだ、戦国時代真っただ中だからな。戦争もありふれている。ハンターも仕事が無くならない訳だよな。


 ……盗賊の後に相手国の貴族が関わっているなんて事もざらだからな。悪い奴同士、意気投合でもするんかなあ。どんだけ治安をよくしようとも盗賊は居なくならない。だって、敵の先兵の可能性があるから。


「お待たせしました。こちらお釣りになります」


「ありがとうございます」


 さて、後は雑貨だな。フロアが違うからそっちに移動だな。……砥石も錆止め油も武器コーナーかなあ。雑貨の部類かなあ。解らん。聞くか。


「すみません、錆止め油と砥石は何処にありますか?」


「それは雑貨の方にあると思いますよ。そちらに行かれた方が良いかと。私は武器防具コーナーの担当なので」


「ああ、そうなんですね。そっちに向かいます」


 雑貨ね。鍛冶屋のコーナーとかがあるんかいな。しかし、担当が決まっているのか。何処に何があるのか、担当の分だけ把握してるって感じか。武器も防具も高いのは鍛冶屋に行かないと買えないけど、数打ち品は商業ギルドに卸しているからな。


 俺の使っている武器も鋼鉄製だが、数打ち品だ。出荷前の物から選ばせて貰った感じだな。ギルドに卸す方が鍛冶屋も楽だからな。オーダーメイドばかりを作る訳にもいかない。


 鍛冶屋のレベルを計るのも探索者や冒険者、ハンターの仕事のうちの1つだ。より良い武器の方がより良い結果を産むだろうから。拘りのある奴は鍛冶屋も拘るんだろうさ。


 俺の腕はそこまでではない。まだオーダーメイドで武器を作るレベルに無い。スキルが王までは欲しい所だな。そこまで上げるのに苦労しそうだけど。


 ステータスに特化してくと思うからなあ。スキルのレベルは中々上がらないと思います。向こうが自分より上のスキルを持っている場合は、ステータスで叩き潰さないといけないので、結局はステータスで殴る様になる。


 スキルを育てるためにステータスを上げる感じになるのかな。レベルが上がってくれるとなおいいんだけど。Eランク迷宮では望み薄だろうな。


「すみません。砥石や錆止め油のある場所は何処ですか?」


「鍛冶屋コーナーにあると思いますよ。担当で無いので、解りませんが」


「ありがとうございます」


 鍛冶屋コーナーがあるのね。専業制の悪い所だよなあ。誰に聞いても答えてくれる様に教育するのには時間と費用がかかるだろうからなあ。金分の仕事しかしないのはその通りだと思う。


 ……多分この辺が鍛冶屋のコーナーですね。鎚とかもあるし、砥石はー……色々とあるんだが、色が違うんだけど、これはどれを買えばいいんだろう。


 鍛冶場で借りたものと一緒の色の物を買えばいいのか。……じゃあこれかな。後は油。刷毛もそこにあるだろ。あったあった、これで良し。布は別の場所だろ?


 そんな訳で、時間がちょいと飛んで買い物終了。荷物が多いと探索者活動が出来ないから荷物持ちのスキルが欲しいなあ。都合よく種が落ちてくれればいいんだが。


 Eランク迷宮を卒業しようとする頃には落ちるかな? でもあそこで屯っている探索者の数を考えると中々出ないのかもなあ。ラックはステータスで上がらないんだよなあ。項目が無いし。


 傘を差しながら空を見上げる。明日は晴れるといいなあ。迷宮中毒では無いけど、もっと潜っていたい。ステータスを上げたい。明日は晴れてくれよな。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。