表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
11/194

11話 血のスキルは厄物?益物?

OFUSE始めました。

https://ofuse.me/rukea


ついでにブログも始めました。好きなことをつらつらと書いていく予定。

https://rukeanote.hatenablog.com/


さらについでにTwitterも始めました。変なこともつぶやく可能性があります。関係ないことも沢山つぶやきます。

https://twitter.com/rukeanote

 9月20日水曜日、今日も今日とて迷宮に潜ってきましたよ。戦果は上々、3日目にして牙士のスキルレベルが5に到達しました。後3日って所でしょうか。


 AGIが戦闘の効率を上げていますね。日に日に倒せる数が増えてると言う証拠ですね。大体4日かかってたはずだからなあ。ほんのの少しでも効率が上の方がいいよね。


 探索者ギルドの支部では相変わらずですよ。3層目に潜っているのにも拘らず、腰抜けラズレイと呼ばれている。定着してしまったなあ。別にいいんだけど。


 番号は……74番ですね。もう少し潜っていても良かったかなあ。99番になったらもう1回1番に戻るからこの番号が早いのか遅いのか解らないけど、多分そんなに遅くないんだろうね。


 夜型の探索者ってのも居るからね。だからギルドは24時間やっている。だからどの番号かは全く分からない。因みに昨日は21番だった。100組以上待つことが無いからなんだろうけど、そんなに探索者が少ないのか。


 それとも鑑定人が優秀なのかは知らない。探索者がどのくらいいるのかも知らんからなあ。何組くらいいるんだろう。そのうちソロで潜っているのはどのくらいいるんだろうね?


 キャットスレイもソロでは無いらしいんだよね。自分のやりやすい階層で収納系統のスキルの種を粘っているらしい。職業や得物で狩りやすい相手が違うんだと。ワーキャットはAGIが高い人が狩りやすい敵らしい。


 STRが高くてAGIが低い人は4層のマンドレイクで粘る人もいるらしい。マンドレイクは非常に遅いらしい。どのくらい遅いのかは知らんけど、殆ど動かないらしい。まあ、やりやすい所で粘るよね。


 ただ、蔑称が付けられるのはキャットスレイだけなんだと。腰抜けラズレイは初めて付いた蔑称らしいよ。狩りたくてラビットマン狩りをやっていたんだから甘んじて受けますが。


 スキルの+2は大きいよ。それに有用なスキルなら尚よしだ。士から師になるのかの検証は必要かもしれないけど、それはまだ先でいいと思うんだ。レッドキャップで試せばいい。斧師が伸びる方が嬉しいからね。


「74番!」


 おっと、呼ばれましたね。さてさて、今日の出来高はどうでしょうか。


「お願いします。結果は読み上げなくて大丈夫です。最後に報告だけお願いします」


 いつもそう言っている。その方が、早く鑑定が終わるから。野菜、野菜、野菜と読み上げられてもなあ。どうせ野菜なんだし。鑑定人を信用しましょう。


「………………終わったわ。ステータスが1つとスキルが2つね。耐麻痺士と緑血士ね」


「……あの、緑血士ってなんですか?」


「血の色に緑色が混じるのよ。HPが全損しないと見ることは無いでしょうけど」


「悪いものでは無いんですよね?」


「ええ、それなりにメリットのあるスキルよ。まあ、士じゃあ殆ど意味が無いけどね。混じる血も少ないし」


「因みに効果はなんですか?」


「全てが解明されているわけじゃないわよ? 知っていることは草原や森での戦闘でスタミナが上がると言われているわね。後は木属性の魔法の効果が上がるとも言われているわね。確かに確認されている効果はこれだけよ。後は眉唾なものも多いらしいわ」


「そうなんですか」


「貴方はスキルは貰う派の人でしょ? 値段はいいわよね?」


「あ、はい。因みに高いですか?」


「士じゃあね。効果が顕著に出てくるのは豪より上って言われてるから。ステータスの種の方が高いわね。耐麻痺も同じよ」


「そんなになんですね。解りました」


「はいはい、じゃあ出ていって頂戴。――――――――81番!」


 緑血士なんていう変なものを手に入れてしまった。まあ、食べますが。種も美味しけりゃあなあ。不味くは無いんだ。味がしないだけで。で、今のステータスはこんな感じ。


――――――――――――――――――――

名前 マモン

Lv1

HP 509/509

MP 319/319

STR 135

VIT 187

INT 107

RES 105

DEX 183

AGI 335


職業「強欲」


スキル

STR

斧師Lv5 掘削士Lv2 樵士Lv2 剛腕士Lv1 採鉱士Lv1 鉱業士Lv1 剣士Lv2 槍士Lv1 拳士Lv1 牙士Lv5

VIT

縛り士Lv1 耐寒士Lv1 防塵士Lv2 登攀士Lv1 砕身士Lv1 大食い士Lv1 緑血士Lv1

INT

夜目士Lv1 算術士Lv2 地図士Lv1 計算士Lv1 暗記士Lv1 方位士Lv1 鷹の目士Lv1

RES

消化士Lv1 耐熱士Lv2 耐毒士Lv1 耐腐食士Lv1 耐石化士Lv1 耐麻痺士Lv1

DEX

農業士Lv2 大工士Lv2 調薬士Lv1 鍛冶士Lv1 裁縫士Lv1 彫刻士Lv1 鎖士Lv1 彫金士Lv1 奉仕士Lv1

AGI

釣り士Lv2 爪士Lv10 飛脚士Lv1 回避士Lv10 逃走士Lv10 跳躍士Lv1 俊足士Lv1

――――――――――――――――――――


 スキルが増えてきましたね。それと今日ですべてのステータスが100を超えました。Lv10って所でしょうかね。まあまあ強くなってきたんじゃない? 雑魚狩りばっかりやってるんですが、これでいいんでしょうかね。


 斧師を何とかして上げたいからなあ。レッドキャップ狩りに勤しむと思います。師のLv10まで行きたいよなあ。収納系統のスキルの種が出るまで粘りますか。出ても上がるなら粘りたいですが。


 しっかし、緑血士なんて変な物拾ったなあ。一応草原でスタミナが上がるんなら多少は効果があるんでしょうか。迷宮は対象外なんて事無いよな。


 血シリーズは他にもありそうですね。各属性にあると考えた方がいいでしょうね。……となると始めの血は何色なんだ? HPを全損させた事が無いから解らんのだよなあ。


 属性的には、赤、青、黄色、緑、茶色、黒色とありそうなんですが、……初期は赤じゃ無いの? それが一番心配なんだけど。紅とかで誤魔化すのか、橙なのか解らんところですね。


 聞いとけば良かったなあ。……別に鑑定士に聞かなくてもいいか。受付で聞こう。


「すみません。血のスキルについて聞きたいことがあるんですが」


「血のスキルですか? なんでしょう?」


「何色があるんですか?」


「……沢山ありすぎて解らないというのが正解ですかね。普通の血の色はご存じで?」


「赤じゃ無いんですか?」


「赤で合ってますよ。各属性ごとに橙、青、黄色、緑、茶色、黒色、白色とあるんですが、その他の色も確認されています。それが何に効果があるのかまでは解明されていませんね」


「ああ、火属性は橙なんですか。……沢山あるというのは?」


「そのままですよ。何色でもあるんです。各属性以外の色は高価で買い取って貰える筈ですよ。研究施設で買い取りますから」


「……白は何の属性ですか?」


「日属性ですね。神聖魔法と言った方が解りやすいですかね?」


「日属性なんですね。成る程。属性相性はどうなるんですか?」


「月属性と対になると研究結果が出てますね。月に弱点を付けるのと月で弱点を突かれるという不思議な属性なんですよ」


「成る程成る程。日属性にも攻撃魔法があるんですか?」


「あるみたいですよ。詳しくは知りませんけど」


「解りました。魔物の血の色にも関係があるんですか?」


「一応そう言われていますけど、迷宮の魔物は解りませんよ? 血が出ないので」


「……無属性と考えてもいいんですかね?」


「さあ、その辺は研究職の人たちに聞いてみない事には」


「ですか」


「ですね。一介の受付でも知識は多少仕入れられますが、詳しいことまではどうしても」


「いえ、十分です。ありがとうございました」


「いいえ、またどうぞ」


 ……血で属性が決まっているのかどうかですね。しかし、弱点属性を調べるためにはHPを全損させないと解らない訳ですか。魔物毎に決まっているなら楽なんだけど。


 迷宮の魔物はHPが全損したら消える様な気がするんだよなあ。今までは貫通してぶった切ってますが、そう言う気がします。


 ほんと神様は何を考えて迷宮を作ったんだろうね? 太陽神が作ったのはまあなんとなくそうなんだろうと認識している。混沌の神が本当の事を言っていたら。


 しかし、もしかしたら種は他の神が追加したんじゃないかと思うようになりました。士師豪王帝聖神制度にしたがってスキルが落ちる訳だからね。火の大神が作ったって話ですし。


 じゃあ、迷宮は本当に何のために作ったのか解らないですよね。種は始めは野菜の種だけだったんでしょうか。……土の大神が追加したような感じがするんですよね。


 謎だよなあ。安全地帯があることにしても、消えることにしても。死体が残られても困りそうではあるんだが。運べないよなあ。


 まあ、そんなシステムだからこそ強欲が活きてるわけですが。相手のステータスとスキルを経験値として獲得するシステムは迷宮でこそ活きるシステムだろう。


 混沌の神がどう思ってこの職業を作ったのか知りませんが、冒険をしたい俺にとってはいい職業だと思うんだ。冒険者になってもいいとは思うけど、それは追々だな。まずはCランク迷宮の攻略をしてからだな。


 それをするには収納系統のスキルの種が必要な訳で。中々に上手くいかない様になっている。スキルも偏ってくれてもいいんだけど、満遍なく来てるからな。偶に被るけど、偶然だろう。


 なんだかなあ。スキルの把握が難しくなりそうですよ。もうすでに何のスキルを持っているのか覚えていないところがある。多すぎるんだよ。それぞれの神様が適当に決めたんじゃないかって程にあるんだもんな。


 おっと、自宅に着きましたね。ただいま帰りました。今日も頑張りました。明日からも頑張りますよ。種集めとスキル集めだな。ステータスは序でで上がるし。さあて、今日の晩御飯はなんだろな。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ