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雨上がりに僕らは駆けていく Part1  作者: 平木明日香
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第5話



 駅に向かう道中、少し遠回りをしようと思った。


 理由はとくにない。


 世話焼きの母さんのおかげでまだ時間に余裕はあるし、今日は月曜日だから週刊誌の発売日でもある。


 コンビニにサッと寄って、立ち読みした後に学校に行こう。


 そう思いながら街角を曲がった。


 少しでもゆっくり時間を過ごせれば……、と思いつつ。



 今日は晴れのち曇りの天気らしい。


 そのせいで空は心なしか雲が多く、涼しいくらいに風が冷たい。


 ただ蝉の声は、まだ賑やかに響いていた。


 季節の変わり目に吹く風に紛れて、今年の夏の残りを楽しんでいるようにも聞こえた。


 その蝉の声を聞きながら、夏の終わりを寂しく感じた。


 「夏の終わり」というより、長い休みが明けたことへの寂しさ、…かな。



 夏休みをもう少し満喫したかったなぁ…、と、つくづく思う。



 明けてしまった以上もうどうしようもないけど、欲を言えば2学期は丸ごと夏休みにしてほしい。


 そうすれば冬が来ようと、体力も気力も万全に整えて臨めるし、体調も崩さないでしょ?


 


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