回顧録。僕らの旅路。そしてその果て。
君は覚えているだろうか?
あの日、交わした約束を。
この、旅の始まりのきっかけを。
それから続いてきた、僕らの旅路を。
ここに至る過程なんて、君はもう覚えていないだろう。
あれから色々なことがあった。
様々な悲しみ、ささやかな喜び。
そんな悲喜こもごものこと。
寄せては返す記憶の数々。
数え切れない経験。
僕も君と同じだ。
じきに忘れ、忘れ去られてしまうだろう。
もはや、残るのは交わした約束だけ。
けれど、そんなことは重要じゃない。
これまで歩んできた軌跡には必ず意味がある。
願わくばどうか、君が幸せでありますように。
もうすぐだ。
ようやく終わりの時が訪れる。
これが僕らの結果。
ここが旅路の最果て。
ああ、そろそろか。
とうとう彼女がここへ、やってくる。
それじゃあ、最後に君へ語ろう。
人によってはつまらないと思うかもしれない。
それでも、僕らにとってはかけがえのない、大事な、大事な記憶の物語を。
本当は自分の中に
物語のバックボーン(人生の終わりがテーマではないです)はありますが、
諸事情からこんな形で参加させていただきました。
趣旨につきましては
仙道アリマサ様ご本人は許可はいただきましたけど、
異色ですいません。