伊達くんからの贈り物
朝。城下が賑わいはじめた頃。
「三成、伊達から包みが届いた」
大谷はそう言いながら、石田の私室に入った。
机に向かい、雑務をしていた石田は少し驚いたように大谷の声に振り向く。
何をも貫きそうな目は昔から変わらない。
「伊達から…?珍しいな」
石田は大谷が持っていた包箱を受け取り、大谷を横に座らせる。
箱の蓋をあけると文と小さな黒い何かが入っていた。
「なんだこれは…」
大谷と石田は固まった。伊達は少し不思議な考えを持つ者と聞いているが…
石田が黒い何かを取り出す。
小さな黒い丸い板にくっつく2本の紐。
「眼帯…だと…⁈」
石田が眉間にしわを寄せる。
眼帯が送られてきた意図がわからない。友好を深めるためならば、兵か土地か食料をくれ。わけがわからん。
「文もあるが…?」
大谷は箱からゆっくり手紙を取り出した。
「『こんにちは。伊達です。この度、新しい眼帯が届きました。なので、以前使用していた眼帯を送ります。意外と石田くんに似合うと思います。今度これをつけて会いましょう。』だそうだ」
と言うことは送られてきた眼帯は伊達ののお古。伊達的には友好を深めるためのものなのかもしれない。
大谷は半分呆れ気味で石田の方を向いた。
途端大谷の表情が一転した。
「三成...?」
恐る恐る石田の名前を呼ぶ。
石田はうつむき、誰が見てもわかる殺気をまとっていた。
石田に伊達の考えなど通じないのだ。
「刑部…」
震わしながら発した声に誰もが静まるであろう。
石田はくっと大谷の方に顔をあげた。口角が限界まで上がって震えている。
「伊達にトリカブトを送りつけてやる…‼」
トリカブト…根に毒を持つ植物。紫の花を咲かせます。
石田は冗談を言わない。有言実行なのだ。
「まあまて三成…」
「お前は何も言うな…‼あいつは俺を怒らせたのだ。気を済まさせるくらいしろ…!!早くトリカブトを持って来い‼」
そういいながら石田は自室を勢い良く飛び出した。
「やい三成…私が持ってくるのでは…」
大谷はゆっくり立ち上がり、歩いて石田のあとを追った。
--仙台城・伊達-ー
「石田くんから…?」
伊達は家臣からもらった箱を私室へ持ち帰り、開けた。
中には、紫色の綺麗な切花が入っていた。
「なかなか洒落てるじゃないか」
紫色の花を手に持ち眺めていると、箱に紙が入っていることに気づいた。
「文か。 …」
『死ね伊達政宗』
※トリカブト…根に毒を持つ植物。紫の花を咲かせます。
読んでいただきまことにありがとうございましたぁぁ‼
うぉんうぉんどうやって書けばいいのかさっぱりですぁぁぁ!!!!!!!
本当に面白くなくてすいません…てか、読んでくれてる方がいるのかもわからないのにぃぃぃ‼
でも、続き書いてゆくので!見てくれている方いらっしゃったら今度も見てやってください‼
うぉぉぉ長いことすみませんでした!!
アドバイス等いただけたら幸いです!