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詩集⑤

どうしたら。

作者: 桜ノ夜月

どうしたら。

あなたはわたしを認めてくれるのだろう。


どうしたら。

わたしの気持ちをあなたは解ってくれるのだろう。


どうしたら。

震えるような、恐ろしいような

それでも堪らなくいとおしい。

そんな気持ちを誰が解ってくれるのだろう。


考えすぎてる。

そんなわたしはもう壊れかけてて。


笑いたいのに


笑えなくて。


逢いたいのに


逢いたくなくて。


―目を閉じて?


『わたし』をこんな世界から完全に遮断しても

結局

あなたのことを考えてしまって。


どうしたら。どうしたら。どうしたら。


どうしたら、こんな想いを壊せるのだろう。


どうしたら、あなたにきもちが伝わるんだろう。

どうしたら、どうしたら、どうしたら。


…どうしても。


わたしの心を


ねじ曲げることができない。


どうしても。


あなたの笑顔を忘れられない。


いとおしい。


くるしい。


かなしい。


人ってやっぱり

理不尽で。


あなたもわたしも

理不尽な人間の中の一種で。


そんなことは


誰もが知っていて。


だから答えは


見つからない。


だから今日も


あなたを想って


眠ります。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 繰返しの強調、反語のリズム 感情の揺れる様、その高まり、そして・・・ だから今日も あなたを想って 眠ります。 ・・・この行間の跳躍 美しいバレエのような詩。
2014/08/27 13:45 退会済み
管理
[良い点] 思春期の自分の心象風景を見ているような心地になりました。どうしたらいいの、と葛藤して思いばかりが膨らんで苦しくて。 瑞々しい感性の詩だと思います。
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