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1.誕生

コケコッコぉぉぉぉぉー

今日も朝早く鶏が鳴く…早く起きて準備をしなくちゃ

私の名前は、有馬香奈ありまかな近くの高校に通う高校三年生です。

眠い目をこすり準備を終わらせて牧場の向かう だいぶこの仕事にも慣れてきた今日も頑張ろう

「みんなおはよー」 

動物たちが私の声に答えるように元気に鳴く

動物達のお世話を終わらせて、ご飯を作り学校に向かう

「行ってきます」   

遠くから、小さい声で返事が返ってくる

私は昔、両親が事故で亡くなり私は祖父のいる牧場に預けられた

両親は祖父から縁を切られていたらしく、そのこともあってからか祖父との会話は、ほぼ無い

寂しい思いはあったが、馬や牛などお世話をしているうちに心の支えになっていた。

将来は祖父の牧場を継いで、自然や動物に囲まれて生きていきたい…

「私が、牧場を支えていけたら、おじいちゃん話してくれるよね…」

そんな事を考えなながら、学校に向かう

「おーい!香奈ぁー」 

後ろから聞き馴染みのある声がする

「はぁはぁ…やっと追いついた~行くのいつも早いよな香奈は」

「勇翔がいつもギリギリまで寝てるからでしょ」

彼の名前は金木勇翔かねきゆうと

私が昔こっちに来てからの幼馴染み、勇翔の家は農家をやっていて、たまにうちの牧場に仕事に来る

「最近見だした漫画が面白くて、つい夜更かししちゃうんだよな~そういえばこの前貸したやつはどうだった?」

勇翔がわくわくした目でこっちを見てくる

「すごく面白かったよーありふれた転生系かと思ったけど、最後は感動しちゃって泣いちゃったよ」

「だよなー!俺も勇者になっていろんな世界を冒険してみたいわ」

……昔、私が落ちこんで誰とも話したくないとき本を貸してくれて、主人公の諦めない心や仲間達の信じる思いにとても励まされて以来ラノベや漫画にハマってしまった。

「じゃあ私は、魔法使いや僧侶になって勇者を支えていきたいかな~そして、勇者様と結婚なんかしちゃたりして幸せになりたいかな~」  

私の言葉に驚いて勇翔の顔が赤くなる

「それっ…て…俺と!」

そんな話をしていると学校のチャイムが鳴りいつのまにか学校に着いていた…

「ほら!急がないと遅刻するわよ」

そう言って立ったままでいる勇翔を置いて自分も顔が熱くなるのを隠しながら学校に急いで向かう…

……

…………

授業が終わり、いつもどうり校門前で勇翔と待ち合わせをして二人で帰る

朝の件もあり、すこし会話がたどたどしく漫画やラノベの話をしていると私の家の前につき、勇翔が緊張しながら

「今度さ!……祭りがあるじゃん?去年は学校の奴らといったやつ……」

「うっうん!」

「こっ!今年は二人で行かないか?」

朝以上に顔を真っ赤にして拳を強く握りながら話す勇翔に戸惑いながら答える

「うっうん!大丈夫だよ」 

「やっ約束だからな!二人だけだからな!」

「分かったてば!約束する。じゃあ仕事があるからバイバイ」

そういって逃げるように家に帰ると……外からはドア越しに「よっしゃー!」と声がする

鼓動が止まらず……早く祭りの日にならないかなぁ……そんな事を考えながら気を紛らわす為に仕事に向かう

… 

……

…………


明の夜、台風が来るらしい


台風は祭の前にくるとのことで、よかったと安心して祖父と一緒に建物を補強したりして備える

動物達が怯えないか不安だが万全の状態で台風に臨む。

少し不安だったけどそんな時、勇翔から電話がきた

「台風大丈夫か?手伝いが必要だったたらすぐに行くよ?なにかあったらすぐ連絡して!」

私が不安に感じていると勇翔が連絡してくれる

「大丈夫!いつもありがとう!お祭り楽しみだね、勇翔も気をつけてね」

そう言って電話をきる、勇翔の声は凄く安心する何事もなければいいけど


台風がきた

外は雨風が強く普段からは考えられない、まるで別の世界のようなかんじがした。

少しでも気を紛らわそうと勇翔から借りた小説を見る

私が魔法を使えたらこんな台風なんてけしちゃうのにな

なんて考えてると


ドォォォォォン!!!!


外から物凄い大きな音が聞こえた

一瞬何が起きたか分からず身動きが取れずにいると玄関のほうから

「厩舎に木が倒れた!香奈は家にいろ!危ないから絶対でてくるな!」

今まで聞いたことがない祖父の大きな声を聴き、両親が私を事故から守って死んだ事を思い出した

嫌だ!もう家族が死ぬのは嫌だ!牛も馬も私の大事な家族、おじいちゃんまで死んでしまったら耐えられない。走って厩舎に行くと外に逃げてしまった子馬を捕まえて厩舎に向かう祖父が見えた

よかった無事だ……

だが、安心したその時、祖父の上に木が倒れるのが見えた

私の足は気付いたら。走り出していた

「危ない!おじいちゃん!」

…………

私は木が倒れる寸前、祖父と仔馬お押しのけ木の下敷きになってしまった

………

…………

…………気が遠くなる…大丈夫だろうか…

…声がする…………

「おい!香奈!大丈夫か!すぐに救急車を呼ぶ!気をしっかり保つんじゃ!

おねがいじゃ!わしを一人にしないでくれ!頼む!」

…………よかった……おじいちゃん無事だった

あぁよかった…………でも……これは無理かな……いっぱい血が出てる……痛みもなくなってきた


「……お…じい……ちゃん」

今にも消えそうな声で祖父を呼ぶ

「なっなんじゃ!」

「勇翔に……お祭り……行けなさそう……ごめんね……って伝えて……くれる?」

「分かった!お祭りはまた来年いけばえぇ!頼む!生きてくれ」

「あり……がと…う!おじい……ちゃん……ごめん…ね」

………

…………

……………………

何も聞こえない……お祭り行きたかったな

私……死んだのかな

あの光りは何だろう?だんだん近いてくる


……

…………

「引っ張れ!よーし出てきた!」


ヒヒーン!!!!!!



あれ?

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