表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
19/19

夜明けのボサノバ

これはシナリオです。

木村刑事「可能性はほとんどないとしたら、

   何故陶器は側頭部にあたった?」


遠藤「もし側頭部にあたったとしても、同時に二階から落ちて

   いるので粉々になるほどのGはかかってないはずです」


木村刑事「となると、誰かが二階から投げつけたか、あるいは思いっ

   きり陶器を頭上に持ち上げて力任せに投げ下ろしたかですね」

遠藤「そうなりますか」


木村刑事「階段を陶器を持ったまま落ちてみると分かりますが」

   遠藤、タバコをもみ消して、


遠藤「そうですか。どうやって実験するか又今そこまでしても、

   ショックによる心肺停止という直接的な死亡原因はくつがえ

   りません。大騒ぎして徒労に終わる可能性のほうが大ですな」


   木村刑事、タバコをもみ消す。

木村刑事「そのとおりです。いや、よく分かりました。お忙しい

   ところほんとにありがとうございました」


遠藤「いえいえ、何の力添えにもなりませんで。

   又何かあったらいつでもお越しください」

   木村刑事、礼をして去る。


○道

   木村刑事が歩いている。


木村刑事「それにしても妻の英子は、救急車と警察を同時に呼んで

   くれと頼んだ。事故なら救急車だけでいいはずだが?なぜ、

   警察も・・わからん。・・・・・ま、いいか」


○霧が峰の山なみ

   美しいビーナスラインを若林の四駆が走っている。


若林のN「9月に入ってすぐに晶子から手紙が来た。住所は書いて

   なかった。今は母のブティックを手伝っているとのこと。

   もう二度とハムスターは飼わない事を二人で約束して・・・」


○車山高原

   ビーナスラインの夕景色。

   遠くに若林の四駆が見える。


若林のN「芯の強い女性。一本立ちした女性は魅力的だ。でも、

   人間味はあって欲しいな・・・女神湖のように」


○美しい白樺湖の遠景

   四駆が一台走っている。


                     −完−


テーマ曲『夜明けのボサノバ』


♪♪♪ 夜明けの霧の中 二人だけ何も見えず

    手探りで掴んだ心の灯火 今はただ胸の中


    白樺の森の影 あなただけ何も見えず

    手が触れて心ときめき 後はただ霧の中


    昔も今も未来も 白樺の泉のほとり

    不思議な恋の物語 今もまだ夢の中


    今もまだ夢の中 今もまだ夢の中


「映画村きりもんじブログ」もよろしく!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ