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第34回 精神科のイメージ 受診篇

 精神科の初診に限らず、診察は基本的に患者の話を医師が聞く事です。そこから患者である私達の様子を把握して、一般的には薬が処方されます。


 ただし初診の場合のみ、その病院により若干の差はあると思いますが心電図や脳波を計測する場合があります。


 現実に物理的な脳の損傷により、脳波に乱れがある場合があるようで、交通事故を経験し頭部を強打した場合などに起こる事があるようです。もちろんそれ以外の場合もあると思います。


 物理的に脳波が乱れている場合などは、それに合わせた治療が優先される事になると思いますし、この場合は単純にうつ病などとは区別される場合も多いようです。


 ですが患者である私達の状態をまずは把握する事が第一ですし、脳波や心電図の検査はさほど時間がかかる事もありません。検査そのものはせいぜい5分もあれば終わるでしょう。むしろ計測に使う電極を脳波なら頭に、心電図なら胸や手首などに付けますが、そちらの時間の方がかかる場合があるくらいです。


 また脳波に乱れがある場合などは、CTやMRIといった物で脳の物理的な状態を見る事も当然出てきます。こちらは若干時間がかかり、特にMRIは30分ほどかかるでしょう。どちらにしても私達の状態を正しく把握するための処置ですので、これらを受ける事になった場合はきちんと受ける事で正しい治療に結びつく事になると思います。間違っても勝手な自己判断は危険です。精神科に限りませんが、精密検査などが必要な場合はきちんと検査を受けるべきですし、それで異常がなければ心配する要因がむしろ減ったと喜ぶべきです。


 一般的にCTやMRIまで検査をする事はまず無いので、初診の場合はとにかく今までの事を話す事になります。そこで実際に罹患しているのはどういった病なのかを医師が判別する事になります。診断の結果、それがうつ病や強迫性障害、躁うつ病などいくつかの種類が伝えられる事になると思いますが、それに悲観する必要などありません。またそもそも精神的な病ではないという事もあるでしょう。その場合は適切な他の専門病院などを紹介してくれるはずです。何らかの精神的疾患の場合は、そこから基本的には投薬治療が始まる事になります。


 少なくともいきなり入院という事は相当重度な症状でもない限りは無いはずです。むしろいきなり入院などのケースは、早い段階で自ら病院に行く(家族に連れられても含む)事は難しいのでは無いでしょうか? 明らかに様子がおかしく、入院しなければ自殺などの行為に及んでしまうなど、かなりのレアケースだと私は思います。


 人によって他の病気と同じように症状は様々です。普通の風邪のようにすぐ治る物でもありません。ある程度時間をかけながら、薬などを用いて出来るだけ以前の状態に戻す事になりますが、早くに受診すれば早く回復する事もあるでしょう。ですが遅くなればなるほど一般的に長く治療にかかると聞きます。


 何はともあれ、焦らずに治療に専念する事がうつ病などに代表される病の治療に欠かせない事だと思います。

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