表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
今を生きる(当面更新停止予定)  作者: 古加海 孝文
第2章 社会人と会社、人と組織
26/42

第23回 ホウレンソウ

 ホウレンソウ・・・・・・ほうれん草の事ではありません。報連相、つまり報告・連絡・相談の事です。社会人として真っ当に生活するなら、必須なことだと思います。必須なことなので、私はこれを『スキル(能力)』といったような呼び方は正しくないと思います。


 スキル――能力とは、本来必ずしも絶対に必要な物では無いはずです。国家資格や準公的機関、有名企業が策定した資格などがスキルと本来呼ばれる物であるはずで、一般的な営業の仕事をする方であれば、必ずしも専門スキルと呼ばれるような物を取得せずとも、その職にあることは出来ると思いますが、医師や教師などは、免許がなければなれません。少しイメージは異なると思いますが、車の運転免許もスキルであるはずです。ただ普通自動車1種免許は多くの方が取得可能であるためあまりそう思われないだけで、大型免許や2種免許、牽引免許などは、同じ自動車免許の中でもスキル扱いがされやすいというだけではないでしょうか。普通自動車1種免許であっても本来はスキル扱いにすべきでしょうが、取得しやすいが故の弊害とも言えると思います。


 話を戻しますが一般論として会社員などとして働くなら、報連相が出来なければまともに仕事は出来ないのと思います。会社員以外でも報連相抜きで生活することは、様々な困難があると思います。例えば農家などであったとしても、収穫した作物を農協やそれ以外に卸すとき、何も言わずに倉庫に置く人はいないはずです。先に○○を××の量、△の倉庫に置きましたなど、事前に伝えるかその時に伝えるか、必ずすると思います。同時に農協などから●の作物を次回は生産して欲しいといったような、報連相は必ずあると思います。


 会社員となると、個人で全てを行うわけではないので、大抵は上司なのからの指示により何をするかの命令があったりとするはずですが、何をするにしても会社員に関係なく物事によっては準備が必要ですし、場合によってはそれに相応の時間が必要になるはずです。ましてやそれが今まで聞いたことのないことであれば、先にその内容の確認などやるべき事はどんどん増えます。


 私が2社目で働くようになったとき、突然ある日『○○があるから、その責任者として説明を担当して欲しい』と、出社直後言われました。


 そもそも○○と書きましたが、当時それについて私は触ったこともなく、当然どの様な物かも理解していません。それをその日に説明する担当者に突然選ばれました。


 マニュアルですら読んだこともなく、その実物ですら理解していないのに、それを説明できるでしょうか? 当然私は理解していない者ですし、当日朝にいきなり言われたので、『事前の説明もなしに、知らない物は説明が出来ません』と言いました。仮にこれがおかしな行動とするなら、何がおかしいのかぜひ説明をしてもらいたいところです。


 そもそも後で確認したところ、それを理解するのに最低でも数日はかかりますし、その上で事前知識もない人に説明をするとなると、もっと時間をかけて内容を把握しなければ、他人に説明など不可能な物でした。


 結局私が担当として説明することにはなりませんでしたが、そもそもの人選ミスだとしか思えない命令を実行できなかったことに対して、どうやら上司等は悪印象を覚えたようです。


 直接確認したわけでもありませんが、同様に他の事で働いていた人に比べ、給与のアップが低い事が後ほど分かったりもした事がその理由ですが、これは拒否した私がおかしいのでしょうか?


 例え部下ともいえど、事前の報連相はあってしかるべきであり、間違っても当日に言うべき事ではなかったはずです。


 この時点である意味今で言うブラック企業であったと判断し、他の仕事を探すべきだったのかもしれませんが、当時は仕事を探すだけでも大変な労力が必要でした。実際に様々な企業に例えばハローワークで応募を問い合わせても、応募段階で弾かれる事すらあった時代です。履歴書の送付以前に断られる事があったくらいですから、もしかしたら今の人は信じられないかもしれません。


 当然このような状況かを理解していましたから、安易に会社を辞めるという選択肢は採れませんでした。


 当時はこれで私の能力を疑われもしましたが、後の様々な行動でその点については一応能力が有る事だけは理解してもらえたかもしれませんが、どちらにしてもこれは今でも正直納得出来ない出来事の1つです。


 報連相は部下だけが上司に行う物では無いはずです。上司もまた部下に対して報連相を行うべきであり、そうでなければまともな仕事など出来ないのではないでしょうか? その為に普通は事前に何かをする前に上司などを含めて会議を行ったりするのですから、もし仮にこの報連相がきちんと昨日していない仕事をされている方がいらっしゃれば、時には会社その物を疑う事も必要なのだと今では思います。


 確かに仕事をいきなり辞める事は極めて勇気が必要であり、リスクが高い事ではありますが、仮にそれで自らに不都合な出来事が起きてからでは遅いと思います。


 業種などによってこれは様々に異なるとは思いますが、少なくとも報連相がきちんと機能していない会社という物は、本来はあってはならないと私は思います。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ