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第九話:女子トーク

「今日は来てくれてありがとうございます、南兎さん。これより、第一回女子トークを始めますが、よろしいですか」


「はい、構いません。議長」


「ふむ、よろしい」


 今二人がいるここは、氷見千春の部屋である。

 薄緑を基調とした清涼感のある部屋だが、対して机を挟んで向かい合った二人の間には、緊張感が漂っている。


「ではまず、議題から発表します。既に分かっているとは思いますが、議題は『平福光』です」


「具体的にはどのようなことをトークするのでしょうか、議長」


 南兎は右手を挙げて尋ねる。

 千春は机に肘をつき、手の上に顎をのせ、いかにも会議の長っぽい。


「平福光、彼は女の子を好きにならない、という病を患っています。原因は不明ですが、この病を同じ科学部員である私たちが治してあげなければなりません」


「なんと! 彼がそんな病気だったなんて! 確かに、それは重要な問題ですね」


「でしょう? そこで今回話し合うのは、『どうやって彼を私たちに惚れさせるか』です」


 これを聞き、南兎は「ムムッ」とうなる。


「私は、彼の病を解決しようと、入学時から色々試みてきました。しかしどれも空振りです。」


「では今度は私が仕掛けてみましょう。本当に私が落としていいんですね、氷見さん」


「……構いません。まずは女の子を好きになるということからですからね、彼は」


 こうして、この後も会議は続くが、平福光が女の子に惚れる日はまだまだ遠い、先の話だろう。







作品の方向性が見えなくなってしまい、準備不足を痛感致しました。中途半端な終わり方で申し訳ありません。次作として、異世界モノを書こうと計画しておりますので、よろしくお願い致します。

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