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あとがき/解説(大きな子ども~大人向け)

 ここまで読んで下さり、ありがとうございます!

 本稿を執筆した理由は、獣耳けもみみさんが書きたかったからです。

 冗談はさておき、簡単に解説をしておきます。


 まず、タグについて。

 ディストピアよりはポストアポカリプスのほうが妥当な気がしますが、

 ポストアポカリプスのメインタグがないことと、

 こずえちゃんの置かれている状況と、

 裏設定とを鑑みて、ディストピアのタグにしました。


~1 はじまり~

 謎の日記は、筆者が別作品で書いた、悪魔の日記です。

 開いてしまうと、次元の彼方へ、すっとばされます。

 鐘の音は、時間軸の移動を示唆しています。

 空間軸も若干ですが移動しています。

 詳細には書きませんが、異世界で言語が通じる理由にもなっています。


 麦野梢むぎのこずえという名前は、ぱっと思いつきました。


~2 そうげん~

 メディアは、落書きしていたら、なんとなくイメージできた謎の生き物です。

 もともとエルフにする予定でしたが、獣人と妖精のハーフになりました。

 エルフも妖精も変わらない?

 カタカナのエルフを漢字の妖精にしただけで、ファンタジー色が薄くなります。

 それだけです。

 妖精の要素は、いろいろあります。りんご好きです。妖精をイメージしたマントをつけています。弓と矢を持っています。髪は西洋風に、金色です。

 また、獣人関連で、後付けでモデルにした生き物は、たくさんいます。

 ウサギとかネコとか、いろいろと混ざっています。

 メディアという名前は、メディア関連の英語の本を読んでいたためです。

 別の命名案は、スフィア、フロウ、などです。

 フロウは、エルフっぽい名前で、思いついた名前です。

 スフィアは、さきほどの英語の本に載っていたからです。

 りんごも丸いですから、ちょうどいいですね。

 あとは、いっそ、名前をりんごにする、というのはどうでしょう。

 りんごを食べるからりんご。りんごみたいに丸いからりんご。

 ……やっぱり、やめておきましょう。


~3 かいどう~

 ディエスは魔族とヒトの間に生まれた、半人半魔です。生まれつき、水の魔法と土の魔法が使えます。ですが、人間社会に馴染めませんでした。人間の大人達から、奇異な見た目と、魔法の力を、恐れられたのです。

 そこで、ディエスは近くの沼地で暮らすことにしました。政府は、ときどき人間の街に来てもいいというルールをつくり、妥協しました。

 というのも、ディエスがキャンバスからもらってくる珍しい品は、人間達の間で高く売れました。そのため、行商人からの信頼は厚かったようです。また、人間の子どもたちとも仲よしでした。結局、政府は、ディエスを追放することができませんでした。

 しかし、あるとき、街は毒ガスの暴発で滅んでしまいます。

 ディエスは半人ですが、魔族の血が流れているおかげで、毒ガスの影響を受けませんでした。ディエスは、街から物資をかきあつめ、キャンバスにあげました。

 いままでのお返しをすることにしたのです。


~4 ねこ~

 キャンバスは動物園で見た、とある猫がもとになっています。

 そのため、名前にフェリス(猫)がついています。

 これのせいで、メディアの正式名称がメディア・メディアになりました。

 メディアはメディアだからです(?)

 キャンバスという名前は、裁縫が得意な設定のため、ファッション関連の文庫本からとりました。

 あの奇妙な口調は……深夜に書いたらこうなりました。


~5 さいごのまち~

 ×最後の街

 ○最期の街


 まえがきを書くなら、「哲学は死んだ」です。

 この「哲学は死んだ」とは、自然科学の自由奔放を指します。

 自然科学の暴走は、時に、技術の設計主=人間に害をなします。


 つぶれた露天で売られていた空きビンは、ただの空きビンです。妖精を捕まえるためのものではありません。妖精の羽は飾り物に、魔族の角は角笛として、金持ちの間で流通しています。ですが、露天での値段設定がぼったくりで、売れ残っていたようです。


 この前まで元気だった方が、翌日、あるいは、数ヶ月後に突然亡くなってしまう経験は、現実にも3回くらいありました。


 妖精の羽の粉で毒ガスを治療できる理由は、インフルエンザウイルスがリレンザで入ってこられなくするような仕組みだと思って下さい。症状が(あれでも)まだ軽かったため、少し休むと、すぐに回復しました。


~6 たびだち~

 もっとも、最後の街は、あくまで、人間が将来歩む未来予測のひとつです。

 麦野梢とメディアは、また違う世界を見つけるかもしれません。



~執筆するときの注意点~

 子どもから大人まで、誰もが読んで楽しめる作品にしたいと考えました。

 注意点を箇条書きにしますと、以下の通りです。


 ①作者の趣味や主張を全面に出しすぎない。

 ②必要最低限のことしか書かない。

 ③子どもが泣く描写はしない(クライマックスのみ例外)。

 ④エロ・グロ・ナンセンスは絶対に書かない。

 ⑤ひらがなを多めにして、行間を空け、小学5年生の気持ちになって書く。

 ⑥簡単に笑って読み流せるように書く一方で、伏線を張り巡らせて書く。


 おおむね、以上となります。

 このため、泣く泣くカットしたシーンがいくつもあります。

 例えば、ソンビ街とか、メディアの重たい身の上話とか、ディエスがヒトの暗い歴史について語るとか、ヒトによる乱獲とか、そういう類のものです。


 ふと思いついたエグイ設定や、書き込みたい長い内容など、ほかにも、たくさんありましたが、ぜんぶまとめてカットしました。一見してバカ丸出しの文章ですが、わかるヒトにはわかる、そういう作品に仕上がるよう努力しました。


 子どもを泣かせてはいけないので、バッドエンドにはできません。

 ハッピーエンドが必ず約束されています(途中経過は除きます)。

 これから先の旅路もハッピーエンドになることでしょう。


 さてと。最後までお読み下さったみなさん、ありがとうございました!


 おしまい!

※本稿の反省会は下記の「けもみみ反省会」からご参照下さい。

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