表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
6/7

第5話 : サブタイ考えるの面倒くせえな



「あれが本校舎」


「へー、本校舎……え?」



まさか……ここ違う?






「ここが寮で、寮から校舎まで徒歩だと多く見積もって20分、上がって教室まで10分くらいかな?」


「へ、へー」



マジやん。うわ、はず。



「今から行っても間に合わないから、今日は休んだ方がオ・ス・ス・メ♡ 遅刻のうっかりさんって言われるよりも、体調悪かった子の方がいいでしょ?」


「……ですね」


「お家の人は呼べる?」


「いやー、時間になったら家の馬車が迎えに来てくれますけど、呼ぶのは難しいです……」


「そっか、じゃあ僕の部屋で暇つぶす?」


「へっ?」



ウォォォ! なにそのイベント!!

キタァーー!!

お部屋イベントとかもっと好感度上がってからだと思ってたぜ!

こんなきったねぇ倉庫飛び出して早よ早よ!!



「お、お願いします!! 」


「うん、散らかっているけどゆっくりしてってよ」


「……あの、ジルさんの部屋ってここですか?」


「うん」



あっ、ここ部屋すか……なんかガッカリ。

ん、それじゃあ日用品とかあるよね。


おぅ! ベッド発見!

これはダイブしてくんかくんかやで……





さすがに本人の前でそんなことする根性はなかったから、普通にお話ししてる。

なんだか話しのキャッチボールが普通にできていて、コミュ症克服した気分になる。


まあ、相手が話しを引っ張ってるから話しがうまいこといっているってかんじだけもね。


話しをしてて分かったのだが、この入学の時期は間違って寮に迷い込む人がよくいるらしい。

んで、そういう人を魔法で操っている自作の妖精を使い部屋に呼び、驚かしているらしい。

いい趣味をお持ちで。


そんな楽しい時は一瞬で過ぎてしまい、あっと言う間に帰りの時間。




「それで、学校はどうでしたか?」



そして家に帰ってきた。

そしたらこれだ。フランシスさんが一番痛いところをついてきた……



「ど、どうって、何がですか?」


「学校で何か楽しいことがあった、いざこざがあったとかですが、どうでした?」



うわ、なんてキラキラした目で見てきやがる!

こ、心がイテェ!!



「……楽しかったですよ」


「そうなんですか! 友人ができたんですか? それとも、授業が楽しかったのでしょうか? いや、初日だから授業はありませんね。失礼いたしました」


「…………うん、友達ですよー」



ごめんなさい。

本当はサボって先輩と遊んでました。


明日は真面目に学校行って問題を起こさないから神さま許して……





そう思ってたのに……



「私、ジェム・トロン・クラリスは、フレデリカ・ルイスに決闘を申し込む!!」


「決闘? (遊戯王かな?)」



変なのに絡まれたでござる。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ