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スリースターズ  作者: カミハル
~襲撃と策略、それなら決戦へ~
35/51

地上、空中、援護部隊の戦況

 地上部隊――


 地上の敵に攻撃を仕掛けるが、魔力が削られ、普通にハンマーで殴っているのと然程変わりない程度の威力しか出せていない。

 そして、都合の悪いことに、魔力体で構成された敵に物理攻撃は通用しない。

 およそ考えうる最悪の組み合わせだ。

 しかも、敵個体の戦力は魔力ランクB相当の力。

「くそっ、一匹倒すのにも一苦労なのにうじゃうじゃ湧いてきやがって……」

 ハンマーに魔力を込め、全体を巨大化。

『ブーストラッシュ、スタンバイ』

 下半身と握力を魔力で強化し、ハンマー投げの要領で回転し、取り囲む敵を薙ぎ払う。

 本来ならば、地面ごと抉り飛ばしてもおかしくない威力の攻撃だが、やはり魔力を削られては大した効果が望めるわけも無く、敵との間合いを広げるだけに留めていた。

「姉貴、自分の位置も確認してから頼むッス、髪の毛掠ったッスよ!」

 皮手袋に魔力を込めて攻撃するが、いずれも不発、それを何度も繰り返しているアキラ。姉とは違い、直撃寸前に魔力が完全に霧散してしまう。

 効果的な攻撃方法も浮かばず、ついに距離を詰められ、壁に叩きつけられるアキラと、人型の敵に回し蹴りを食らい吹き飛ばされるレイラ。地上部隊はかなり追い詰められていた。



 空中部隊――


 地上部隊と同じように、こちらも状況は最悪だ。

 攻撃は魔力が霧散し、効果が薄い。

 しかも接近戦に持ち込めば、浮遊の魔力にも影響が及び魔力構成の結合が弱まるので、空を飛ぶのにいつも以上に魔力を注がなければならない。

 加えて敵のスピードが速く、攻撃が当たらない。魔力だけを消費し、徐々にダメージも蓄積されていくシオンとリーディア。

 遠距離からリネスの援護魔法攻撃が来るが、それも弱体化され、敵の動きを一瞬止める程度。

 ヴァインに変身し、広域魔法を放つリーディアだが、ヴァインの威力には程遠く、無駄に魔力を消費する有様だ。

「かなりまずい……囲まれた」

「そうですわね……隊長、ここは一度地上のレイラ隊長たちと合流したほうが……」

 リーディアが、自分の案を進言しようとした矢先、周囲を囲んできた敵が一斉に接近、自爆し、周囲を撒き込む大爆発を起こし、空中の二人は爆煙の中に消えた。



 そして、援護部隊――


 離れた距離から遠距離支援を行うが、ヴァインから通信があったようにダメージを与えることができない。

 ヴァインが放つ広域援護魔法は、自分や他の者よりも効果は高い。

 自分と比較し、威力の違いをまざまざと見せ付けられるが今はそんなことより各部隊の援護に徹することが最優先だ。

気合を入れなおし、照準を再び空中部隊の敵戦力に向ける。しかし、突如周囲の空気が変質したのを感じ取り、振り向けば人型の敵がリネスの背後に接近していた。

『ガンブレード形態に切り替えます』

 リネスの銃口から、魔力で構成された刃が出現し、接近戦を挑むが、魔力が弱体化され、刃の大きさと切れ味が大きく鈍り、まるで戦いにならない。

 結局、周囲を囲まれ、敵の攻撃を受けることしかできず、リネスも追い込まれてしまった。




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