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スキルオーブガチャ?!!その5 ラストスパート!!!食事解散!

『趣味スキルガチャ』今じゃなかった感が漂っている中、俺はもう1度椅子から立ち上がり言った。


「高いのも1周ずつ回していこうぜ! まず俺から!」


 もうここまで来たら、『生産職向けガチャ』以外のすべてのガチャを行こう! というやる気が出てきた!

『生産職向けガチャ』はさ、違うじゃん。俺は戦闘職だから、生産職じゃないから。そんなお金を無駄にするかもしれないガチャは引けないよ!

 まぁ、他のガチャだって、お金が無駄になる可能性はあるんだけどね!

 俺たちは再び、ガチャの前に立った。

 俺は、『リッチ向けガチャ』の単発を引いた。

 一発で、職業系のガチャの5連分以上かぁ。

 さっきよりも手の震えが来ている。

 ガチャを引く。光ったガチャがちょっとだけ高級感のある光り方をしたような気がする。

 気のせいだと思うけど。

 今回もちゃんと光ったことに反応してくれた。

 毎度ありがたいことだ。


「「「お!」」」


 出てきた、スキルオーブを手に取った。



 スキルオーブ『生命変換』を手に入れました。



 被りではなくてよかった。

 とりあえず安心した。

 100,000G出して、被りだったら確実に泣いてたね。

 これはどれくらいのランクのスキルオーブなんだろうなぁ。

 ランクAかな? ランクSかな? それとも、ランクSSかな? もしかしたらそれよりもっと上があるのかもな!

 ワクワクしながら、2人の方を向き直り、言った。


「『生命変換』ってスキルを出したぞ! これは当たりなのかな?!」


『生命変換』のスキルオーブを見せびらかした後、ローズと場所を入れ替えた。


「次は私の番ね! 私も続くわ! 『リッチ向けガチャ』よ!」


 ローズも、『リッチ向けガチャ』をするらしい。

『リッチ向けガチャ』の方が、外れのスキルを出した時のショックが強そうだな。

 100,000Gで外れスキルオーブを出すなんて想像もしたくないな!

 ローズもガチャに金を入れる指先がふるえていた。

 やっぱり、5連で、150,000Gと、一発100,000Gじゃ指の震え方が違うよね。

 ガチャが、高級感のある光を出した。


「「「お~!」」」


 なんで毎回この反応をしているんだろう?

 考えたらだめだ。

 習慣ってそういうものだろ?

 こっちを向き直ったローズは、ぶんぶんと腕を振りながら、ついでにスキルオーブも振りながら言った。


「『MPタンク』ってスキルオーブが出たわ! これはきっと当たりに違いないわ!」


 次はコルドの番と、コルドとローズが場所を入れ替えた。


「俺も! 俺も! 『リッチ向けガチャ』する!」


 コルドがぴょんぴょん飛び跳ねながら言った。

 コルドも『リッチ向けガチャ』行くのか!

 コルドも指先を震わせながら、ガチャを回した。

 当然ガチャが光り出した。

 ここで何となく毎回驚いている理由が分かった気がする!

 これはあれだ! 毎回新鮮なリアクションをした方が、ガチャが機嫌よくなって、いいものを出してくれるんじゃないかと、無意識に思っていたんだ! 多分そうだ!


「「「お!」」」


 スキルオーブを握り締めたコルドが興奮気味に言った。


「『連打』ってスキルオーブを出した! リッチから出てきたやつだし、きっと高いやつだよ!」


「みんないいスキルオーブ引いたな! ガチャから出る、戦闘用スキルが思ってたよりそれぞれにあった奴で驚いてる! もっと、剣士の俺に弓のスキルが出るとかすると思ってた!」


「「すごく分かる!」」


「これは、私たちの運がいいのか、ある程度職業にあったスキルオーブが出るようになってるのか、どっちなのかしらね!」


 ローズがいい感じで、話をまとめてくれた。

 よし! このままの流れで、机に戻らずに行っちゃおう!

 なんか、ガチャハイになってきてる気がする。

 ガチャが楽しすぎる!

 ハイになっている感じのままに行動した。


「このまま、まだやってないランダム行ってみようぜ! 10連だ! スキルオーブの詳細の確認は、その後でいいでしょ!」


 2人の乗り気みたいだ!


「「りょうかーい!」」


 俺たちは『完全ランダムガチャ』の前に立った。

 まずはやっぱり俺から。

 俺は2人より1歩前に出た。


「10連行くぞ!」


 10連で、さっきの『リッチ向けガチャ』の単発とあまり変わらない値段だ。

『リッチ向けガチャ』の価格の高さを改めて実感した。

 そう思うと指先が震えることはなかった。

 いつも通り、ガチャが光る。

 ドキドキがさっきに比べて、ないため、もしかしてちょっと光が弱いのかな? と思ってしまった。

 反応はいつも通りの反応をした。


「「おぉ!」」


 出てきたスキルオーブを1つ1つ拾っていく。



 スキルオーブ『投擲』を手に入れました。

 スキルオーブ『ステータス%アップLUK』を手に入れました。

 スキルオーブ『毒耐性』を手に入れました。

 スキルオーブ『サイドスロー』を手に入れました。

 スキルオーブ『ステータス%アップMMD』を手に入れました。

 スキルオーブ『弓術』を手に入れました。

 スキルオーブ『器用貧乏』を手に入れました。

 スキルオーブ『シャトルラン』を手に入れました。

 スキルオーブ『ステータス%アップSTR』を手に入れました。

 スキルオーブ『深呼吸』を手に入れました。


 何個かは、使わなさそうなのがある。

『弓術』とか。

 今までは、戦闘で使わなさそうな戦闘スキルは来ていなかったけど、偶々だったのかな?

 なんで俺のところにも『シャトルラン』が来たんだよ。

 需要ないよ!

『投擲』と、『サイドスロー』って、どんだけ物を投げさせたいんだよ!

 もらったからには使うけど。

 投げナイフってサイドスロー行けたかな?

 俺は、振り向き楽しそうに、嬉しそうに言った。


「色々出たぞ! 玉石混交だな! 『シャトルラン』も出たし!」


 ローズと入れ替わり、次はローズの番になった。


「じゃあ、私も! 10連だわ!」


 ローズも10連を引いた。

 すいすい引いていった。

 手が震えるとかは全くなかった。

 さっきの『リッチ向けガチャ』で感覚がずれちゃったのかな?

 俺もだけど。

 いつも通りガチャが光った。

 俺たちのリアクションも落ち着いてきた。


「「「おー」」」


 スキルオーブを抱えて振り向いたローズが言った。


「確かに色々出てくるわね! 物理戦闘向けのスキルとか色々出たわ!」


 そう言って、ローズは、コルドと場所を入れ替えた。


「じゃあ、俺も! 10連!」


 コルドもすいすいガチャをしていく。

 10連で、120,000G、1回あたり12,000Gぐらいだと、動じなくなってしまったようだ。『リッチ向けガチャ』のせいで。

 ガチャが光る事へのリアクションもだいぶ落ち着いた。


「「「おっ」」」


 スキルオーブを抱えて振り向いたコルドは言った。


「2,3個被っちゃった! だけどいいのもいっぱい出たぞ!」


 早く詳細を確認して、またガチャしよう!

 俺は、さっと先頭に立ち、2人を先導するように言った。


「じゃあ、机に戻って、詳細を確認しあおう!」


「「りょうかーい!」」


 そうして1歩目を踏み出した時、メッセージが届いた。

 俺は、立ち止まって確認した。


 ”件名:ご飯!

 from:妹

 夕飯できるよ! APOの世界から帰ってきて! ”


 ご飯の時間かぁ。

 時計を見るともう19時くらいになっている。

 もうそんな時間かぁ。

 ガチャで盛り上がりすぎたな。

 財布の中身も結構なくなったし、そろそろ終わるかなぁ。

 妹からのメッセージを読んで、ガチャで上がり切ってハイになっていたテンションが、落ち着いた。冷静になれた。


 前を歩いている俺が突然止まったことを心配したローズが話しかけてきた。


「どうしの? オクツ」


「妹からメッセージが来た。ご飯だって」


 俺が、妹から来たメッセージの内容を伝えると、コルドが、提案をしてくれた。


「じゃあ1回解散するか?! オクツ家がご飯なら、俺の家ももうそろそろご飯だろうし!」


 ご飯の時間だし1回解散するかぁ。

 食後は、なにしよう?

 あ、あれしてない、”北のボスの偵察”。

 そのついでに、個人行動の時の話もしよう!

 ローズは、解散の方向でいいのか気になったので、ローズの方を向いた。


「1回解散でいいと思うわ! うちもご飯だろうし! 今時計を確認したらもう7時なのね!」


 俺は解散することと、その後の予定を2人に伝える。


「そうか、じゃあ、1回解散して、ご飯の後、噴水前集合でいいか? 食後は、北のボスの様子見をしながら、個人行動で何をやったか話すみたいな感じで! 詳細を見てないスキルの詳細の共有も、その時にでも」


「「了解!」」


 メイさんに声をかけて、店を出ようとする。


「じゃあ、メイさんお邪魔しました!」


「「お邪魔しました」」


「いっぱいガチャ回してくれてありがとうね! また来るんだよ!」


 カランカラン

 ドアベルが鳴るのと同時に、俺たちは言った。


「「「また来ます!」」」


 スキルオーブ屋から出たところで、号令をかけた。


「じゃあ、ご飯休憩! 解散!」


「「解散!」」


 俺は、APOからログアウトした。


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