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生産体験会『料理』体験フェーズ

 ササキさんが前に出て言った。


「じゃあ、次は料理だな。天野さんよろしく」


「分かったわ」


 ササキさんから指名された、天野さんは、立ち上がりながら言った。

 その後すぐに前に出て行った。

 天野さんがさっきまで座っていた席に、前から戻ってきたミヤネさんが座った。

 天野さんが前に出て、ミヤネさんが座ったタイミングで、天野さんが言った。


「じゃあ、料理の生産体験会を始めるよ」


 俺達は声をそろえて言った。


「「「「「お願いします」」」」」」


 なんか学校みたいだな。

 まぁ、学校を思い出して嫌とかではなく、ただただ、学校みたいだなと思っただけだ。

 そんなことを考えていると、天野さんが言った。


「料理は、まず体験して、料理を煮込んでいる間に、いろいろ教える、そして、最後にみんなで出来た料理を食べるって感じで進めていくよ。大丈夫かい?」


 今までの流れとは変えていくんだな。

 まぁ、毎回同じ流れだとなれるというか、飽きてしまう可能性があるもんな。

 こうやって、別の流れを作っていけるのもすごいな。

 これも計画のうちなのかな。

 そんなことを考えつつ、みんなと声を合わせて言った。


「「「「「大丈夫です」」」」


「じゃあ、まずは体験から入るかね」


「今日作るのは、具だくさんスープだね」


 スープなんだ。

 まぁ、煮込んでいる間に説明をすると言っていたから、煮込むような料理だということは分かっていたけど、スープなんだ。

 具だくさんのスープか。

 楽しみだな。

 想像しただけでよだれが出てきそうだな。

 層尾身ながら天野さんの説明を聞いた。


「作り方を説明するね。今日、私は、20個の具材をもってきたから、その中でみんなには1つずつ選んでもらう」


「各々その野菜を切って、それを、ここにある大鍋に入れて、コトコト煮込むと完成って感じだね」


 みんなで1つのスープを作るんだな。

 このスタイルも新しいな。

 今までは、グループでやっているとは言っても、どこも作業に関しては各々でやっていた。

 それをみんなで協同して1つの料理を作るというスタイルにしたのか。

 これは、料理でしか出来ないことだな。

 まぁ、他でも1つのものは出来るかもしれない。

 でも、それをみんなで分けられるのは、料理だけだよな。


「流れは分かったかい?」


 俺達は声をそろえて言った。


「「「「「分かりました」」」」」


「じゃあ、まずは、料理に入れる具材を決めていこう」


「まず、候補を伝えるよ。まず、肉。兎肉、鹿肉、熊肉、狼肉、熊肉があるよ。次に野菜、芋、タマネギ、ねぎ、大根、にんじん、コーン、ごぼう、キャベツ、トマト、ピーマン、なす。最後に魚。干物が4種類」


 どれもうまそうだな。

 肉が5種類、野菜が11種類、魚が4種類か。

 これの中で9つか10個を組み合わせて、スープを作っていくんだな。

 外れの組とかなさそうでよかった。

 これならどの組み合わせになっても、失敗はなさそうだな。

 成功か大成功かしかなさそうなのが良いよな。


「こんなかで食べられないもの、嫌いなもの苦手なものってあるかい?」


 俺達は声をそろえて答えた。


「「「「「大丈夫です」」」」」


 みんな好き嫌いがないんだな。

 すごいな。

 そう思っていると、天野さんが、感心したように言った。


「みんな、好き嫌いはないのかい。それは偉いね」


「じゃあ、1人ずつこっちに来て、今回のスープに入れたい具材、自分で切る具材を選んでもらうよ」


「じゃあ、具材を1人ずつ選んで」


 真っ先に行ったのは、やっぱりコルドだった。


「じゃあ、俺から行こう! 俺は、熊肉だ! 肉が一番だよな!」


「コルドは、熊肉ね」


 俺はコルドに続いていく。

 コルドは、熊肉を取った。

 残っているのは、熊肉を除いた19種類だ。

 何がいいかな。

 珍しいものが良いよな。

 そうなると、肉系か。

 野菜系は,どれも現実で見たようなものだしな。

 魚系は、乾いていてどれが何なのかも分からないから止めておこうかな。

 肉系だと、兎肉とかでいいんじゃないかな。

 食べたことないし。

 そう思い、兎肉の入ったトレーを取りながら言った。


「俺は、兎肉だな。食べたことがないし」


「オクツは、兎肉ね」


「私は、大根ね、大根っておいしいわよね」


「ローズは、大根だね。今のところバランスは良いよ」


「僕は、キャベツかな」


「シルさんは、キャベツね」


「僕は、なすにします」


「クジョウがなすね」


「私は、タマネギかな」


「ミヤネちゃんが、タマネギね」


「あたしは鹿肉だな」


「ダイアが鹿肉ね」


「俺は、ごぼうかな」


「けんけんぱが、ごぼうね」


「俺は、芋だな」


「ササキが芋と」


「みんなバランスよく取ったんだね。魚を捕ったやつはいないけど」


 全員が選び終わった。

 どうやら、天野さんは材料を選ばないみたいだな。

 だから、選ばれたのは、20種類のうち9種類だった。

 この9種類をスープに入れるのか。

 まぁ、1つも、スープを破壊するような具材は入っていないから、おいしいスープになるのは確定したようなものだな。

 そう思っていると、天野さんが言った。


「じゃあ、配ったものを、作業台の包丁とまな板を使って一口大に切ってね。切れたものはボウルに入れておいて」


「じゃあ、調理開始」


 俺達は声をそろえてノリノリで言った。


「「「「「開始!」」」」」


「あぁ、席替えとかは特にしないよ。移動したいやつは、好きに移動していいよ」


 席替えはしないのか。

 まぁ、同じ作業台の人と協力するというよりは、みんなで作っていくというものだから、席替えをする必要がないということなんだろうな。

 まぁ、それでいいんじゃないかな。

 そう思いながら、みんなと声をそろえて言った。


「「「「「はーい」」」」


 俺達は、体を、天野さんの方から、作業台の方にむき直した。

 コルドがいの一番に聞いてくる。


「2人は移動するのか?!」


 移動かぁ。

 移動していいみたいだけど、移動する意味をあまり感じないからな。

 今回は移動しなくていいか。

 そう思いながら言った。


「移動しなくていいかな」


「今回は、みんなで1つのスープを作りみたいだしね」


「よし、じゃあ、自分たちの担当の材料を切っていくか!」


 そうだな。

 早速作業に入ろう。

 俺の料理経験は、たまに母の料理を手伝うことがあるのと、親が外出でいないときに冷蔵庫の中身で適当なものを作って耐えしのぐことがあることぐらいだな。

 俺は、自身の料理経験を振り返りながら言った。


「そうだな」


「包丁とまな板って、ここで取り出せるんのよね?」


「確かそうだったはずだな!」


 俺は、作業台をとりあえずいじってみた。

 調薬とか細工で、道具を取り出したようにいじってみると、なんかうまく行って、まな板と包丁を取り出すことが出来た。

 たまたまうまく行ったので、軽く驚きながら言った。


「お、取り出せたぞ」


「じゃあ、ここからは各々の作業ね」


 そうだな。

 協力してやるような作業じゃないもんな。

 困ったときに聞くことはあるかもしれないけど。

 そもそも、具材を切るだけなのに、どこに困るところがあるんだという話なんだけどな。


「そうだな」


「そうだな!」


 俺達は、それから各々の作業に移っていった。

 俺の担当の兎肉は、骨とか余計な皮とか血とかは事前に取られていた。

 なので、あとはぶつ切りにしていくだけだった。

 料理経験のあまりない俺でもこれぐらいのことは出来た。

 俺は、まな板に並ぶ一口大になった兎肉を眺めながら言った。


「よし、出来た」


「これでいいんじゃないかな」


「後はボウルに移すだけだな」


 俺は、作業台から、ボウルを取り出した。

 そしてそのボウルの中に、まな板の上の肉達を移していく。

 ボウルの中に完全に、肉を移しきることが出来た。

 不必要になったまな板と包丁は、作業台の中にしまった。

 俺の前には、ボウルの中に入った肉だけが残った。

 俺の担当の作業は今のところこれで終わりだな。

 俺は達成感を胸に言った。


「よし、俺のやるべき事は終わった」

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