新たなスキルを取ろう
共有された、ステータスを見比べていく。
俺のステータスも含めて4人それぞれ個性が出ていて良いよな。
俺のは、魔法と物理の両刀タイプ。
ローズのは、魔法特化型。
コルドのは逆に物理特化型。
シルさんは、バランス型で、LUKが異様に高い。
それぞれ個性が出ていて良いよな。
極振りとかをしなくても、これぐらいステータスで個性が出せるんだな。
ある程度、このステータスを中心に伸ばしていくというものはあるけれど、何かを極振りするほどではない。
このぐらいの感じが一番ちょうど良いんじゃないかな。
中途半端なのかもしれないけど、1つの能力で全てうまく行くなんてことはないのだから、こっちの方が良いんじゃないかな。
そう思いながら言った。
「みんなかなり成長したな」
「そうだな! レベルは1しか上がっていないけど、かなりスキルレベルの方は上がったな!」
「装備が良くなったというのもあるけど、スキルの方もよく伸びているから、こんだけ楽にサンドウルフと戦えているのかもしれないわね」
「それはあると思うよ」
みんなスキルを中心にすごい成長していたな。
俺は、少しだけ出遅れていたな。
まぁ、器用貧乏があるから仕方がないんだけど、少しだけさみしいな。
まぁ、その分、何というか、スキルを即戦力として採用できるから良いんだけどな。
これからどんどんこの差は広がっていくんだろうな。
俺は、いろんなスキルを持つ方にシフトしていくしかないのかな。
そんなことを考えながら言った。
「そうだコルド、今のうちにステータスアップ系の残りを取っておいた方が良いんじゃないか?」
「そうだな! 忘れないうちに取っておこう!」
「それなら、コルドにあわせて、スキルリストを見る時間にしない?」
「いいと思うよ。最近見てなかったし」
スキルリストか。
最近見てなかったな。
最後に見たのはいつかな。
3日目の朝とかかな。
それ以降だといつ見たかな。
暇なときに軽く見るみたいなことをしたことは何度かあるんだろうけど、あまりがっつり見る機会ってないよな。
がっつり見ないと見きれない量あるのにそれをしないのって不思議だよな。
俺は割と乗り気で言った。
「俺もいいと思うぞ」
「じゃあ、スキルリストを見ていこう!」
俺達は、それぞれのスキルリストを見ていった。
一緒に行動しているとは言っても、所業も違えば、戦闘でも役割も違う。
細かい行動までは一緒ではない。
だから、俺達が見ているスキルリストは全然違うものなんだろうな。
初期選択できるスキルとか、同じような条件を開放して追加されたスキルなど、同じスキルも少なくはないだろう。
ただ、新しく追加されたようなスキルはほぼ違ったスキルなんじゃないかな。
俺が今見ているスキルが、他の3人のところにあるとは思えないし。
そう思っていると、急にコルドが声を上げていった。
「あれ?! スキルリストに%アップのスキルが追加されているぞ!」
「あ、本当ね。何でなのかしらね」
コルドが%アップがあったというので、俺も慌てて確認した。
上から下にスクロールをしていきざっと確認する。
すると下の方にあった。
あった!
本当にあるんだな。
もしかしたら、コルドとローズの見間違いなのかと心のどこかで思っていたのかもしれない。
だからこんだけ驚いているんだろうな。
俺は、2度3度%アップ系がスキルリストにあることを確認してから言った。
「俺のところにもある。急に出てきたな」
「僕のところにもあるよ。何かの条件を満たしたのかな」
「何の条件を満たしたんだと思う?!」
「素のステータスアップの最高レベルとかかしら」
条件か。
難しいな。
スキルリストに載っているスキルの解放条件は、どこにも書かれていない。
だから、何か検証しないと分からないものだ。
だいたいのスキルは、あぁ、あれをやったから出たのかな? とだいたいの予想は出来る。
そのぐらいの関連性のある動作をする必要があるのだ。
それでも、時たま、これは何を満たしたのだろうか? と分からないものがある。
多分今回もそっち側。
具体的に何かをした訳ではない。
そうすると、自然と達成している条件となる。
それは何なんだろうか。
分からないな。
%アップの解放の条件か。
攻略サイトを見ると乗っているのかもしれないが、そこまで興味はないな。
出現する前ならば、出現させるために興味が出たかも知れないけど、全ての%アップ系のスキルがそろっているのだから、ここから解放していく必要がない、だから、興味がない。
もう知る必要がないんだよな。
少し思考が寄り道を始めた頃に言った。
「ステータスアップの合計レベルかもしれないな」
「後は、%アップのレベルの方かもしれないね」
「どっちも有り得そうだな!」
「他にあるとしたら、ワールド全体で、何人%アップを獲得したから、ステータスアップを持っている人のスキルリストに追加みたいなのもありそうよね」
自分の行動以外で解放される可能性もあるのか。
そこまでいったら、無限の選択肢になってくるな。
どうすればいいんだ?
何でもありじゃないか。
そう思いながら言った。
「それなら、時間経過で、解禁したのかもしれないな」
「そこまで広げていくなら、『クランの町フラッグ』に来たことが条件なのかもしれないね」
「今気づいたと言うことは、『クランの町フラッグ』の南を除くフィールドの魔物を倒したらみたいなこともありそうだな!」
「どれもありそうね」
まぁ、全部タラレバというか、想像というか、そういう類の話なんだよな。
事実は何も分からない。
検証班が、検証をしてくれることだろう。
もしかしたら、検証班でも解けないかもしれないな。
そうなったら、謎として定着するのか、当たり前のものとして定着するのかの2択だろうな。
俺は、そんなことを考えながら言った。
「まぁ、根拠は何もないから、どれが正解なのかは分からないけどな」
「まぁ、想像というか、妄想の域を出ないよね」
「でも、こういう話って楽しいよな!」
「そうね。楽しいわね」
俺は、%アップのスキルを1つ取ろうとしてみた。
話も落ち着いてきて、急に話を振られることもないだろうと思ったので、少し会話から離脱して試してみた。
すると、%アップのスキルを取得するのに、SPが7もかかると表示された。
7か。
そんなにかかるんだな。
俺は感心しながら言った。
「この%アップのスキル、1つ取るのに7SPも使うっぽいぞ」
「そんなに使うのか?!」
「通常のスキルの倍ね」
「そういうのもあるんだね。一律3だと思っていたよ」
7も使うのか。
これを残りの%アップ分も買うとなると、一気にSPがなくなっていくな。
今まで、使い切ることがないと雑に扱っていたSPが急に心配になってくるな。
これからは、もっとこういうスキルが増えてくるのかもしれないな。
そうなったときに、そのスキルをとれるぐらいのSPを確保するのは大変だろうな。
一律3SPと言う想定が崩れたことで、SPの価値が急激に上がってきたな。
俺はそう思いながら言った。
「こういうのもあるんだな。%アップ1つに7SPも使うなら、今まで雑に扱っていたSPをもう少し、丁寧に扱ってやるべきなのかもな」
「そうね。SPがいっぱい入るようになって、扱いが雑になっていたけど、それではダメね」
「そうだな!」
それから、みんな各々の取るべきスキルを取っていった。
作業を終えて顔を上げたところで俺が言った。
「それでみんなは、何かスキル取ったの?」
「俺は、とりあえず、取っていなかったMPとINTとDEXのステータスアップを取ったぞ」
コルドは、%アップ系は取らなかったんだな。
何でだろうな。
取り忘れかな。
それとも、他にもこういういっぱいSPを使うスキルが出ることを見越してSPを取っておいているのかな。
どっちも有り得そうだな。
そう思いながら、俺は自分の獲得したスキルを言った。
「俺は、取っていなかった%アップを全部取ったぞ。そのせいで、SPは4になったけどな」
「私も残りの%アップを6つ全部取ったわ。私はまだ16もSPがあるわ」
「兄貴は何を取ったんだ?!」
「僕も、残りの%アップ4つを全て取ったよ」
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