表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

142/453

取引をしよう 取引

 2人はふてくされた顔から、スンといつもの表情に戻った

 おい、さっきまでの情熱はどこに行ったんだよ!

 さっきまで考えすぎで、頭の中がよく分からないことになってたんだぞ!

 まぁ、お決まりの流れだし、俺もよく同じようにスンとしてしまうから許してやろう。

 俺は話を本筋に戻すためにササキさんに話しかけようとした。

 すると、俺が話しかける前に、ササキさんから話しかけられた。


「じゃあ、ただの販売を始めるか」


 ササキさんも切り替えが早いな。

 さっきまでノリノリで裏取引をしようとしていたのに。

 まぁ、これもいっか。

 俺も気持ちを切り替えて、取引に集中しだした。

 俺は、大きく頷きながら言った。


「はい」


 よしこれで、ようやく取引が始まるな。

 そう思って取引の話をしようとしたところで、コルドが横から聞いてきた。


「そんなに急いで補充する必要があるぐらい減っているのか?!」


 まぁ、これぐらいの脱線は良いか。

 さっきの変な流れみたいなことにさえならなければ。

 俺は、コルドの方に体の向きを変えて、コルドに向かって説明するように言った。


「修行とか、みんなをつれて、『ビックボスゴブリン』のところに行ったりするから、今の手持ちだと少し心許なくてな」


 ボス戦だと、1度攻撃を食らうとそれだけで危ないから、そもそも攻撃を受けないように動くため、HPポーションは減らないんだけど、高密度に魔法を打つためのMPポーションの消費が多いんだよな。

 通常の戦闘だと逆に、攻撃を食らっても少ししかダメージを受けないから、よけることよりも効率よく敵にダメージを入れることを優先するから、HPポーションは消費していくんだけど、MPの使用量とダメージの効率が良い魔法を中心に魔法を撃っていくからMPポーションの消費が少ないんだよな。

 昨日はボス戦と通常の戦闘、両方いっぱいやったから両方かなり減っているんだよな。

 修行なんて行ったらすぐに底をつきそうなぐらいしかないんだよな。

 そうだ、修行するから、MPポーションの方をもう少し厚めに買っておいても良いのかもな。

 じゃあ、追加でMPポーションを注文しようかな。

 修行でも、『ビックボスゴブリン』戦でも使うだろうから。

 よし、MPポーションを追加注文しよう。

 頭の中にメモメモ。

 コルドは、俺の話を頷きながら真剣に聞いていた。

 コルドは、100点の反応をくれた。


「そうなんだな!」


 よし、コルドの質問にも答えたし、今度こそ、ササキさんとの取引の話に戻ろう。

 そう思って、ササキさんに話しかけようとしたところで、今度は、ローズに話しかけられた。


「前回ポーションを補充したのはいつなの?」


 ローズは、そう首をかしげながら聞いてきた。

 今度はそっちか。

 えっと、いつだっけ。

 前回補給したのは……いつだっけ?

 えっと、昨日は、夜は補給してない、夕方もしてない、昼も、朝もしてないな。

 なら、一昨日か? 一昨日の夜は、してないな、夕方もしてないな、あ、昼にしてたな。

 ということは、1日ぐらいポーションの補給をせずにやってたのか。

 よく持ったな。

 俺達がいろんなスキルを使えるようになって、堅くなったからかな。

 あれも、あるかもな。レベルが上がったりして、HPとMPが増えたから、回復できる量が増えたのかもな。

 同じ残りHP60で回復したとしても、HP100だと、40しか回復できないけど、HP200なら140も回復できるからな。

 初日とかは、30,40回復するために、60とか70とか回復できるようなポーションを使用していたら、無駄ができちゃうからな。

 HPとかMPが増えたことで、ポーションを使うときの無駄が減ったのも、ポーションの使用量が減った要因かもな。

 後は、大量にあったから、普通に使っていってもなんとかなったのかもな。

 俺は記憶を掘り返して、ローズの質問の答えを見つけたので、今度は、体をローズの方に向けて、ローゼに丁寧に言った。


「前回は確か、2日目の自由行動のときに作って以来かな」


 いやぁ、本当によく持ったな。初日みたいにがぶがぶ使ってたら、昨日の途中になくなってただろうな。

 言葉にすると改めて思うな。

 前衛ならHPポーションを、後衛ならMPポーションを使うから、戦闘職って、誰しもポーションが必要不可欠だよな。

 普通のプレイヤーはどのぐらいポーションを使うものなのかな?

 俺達はポーション消費量は多い方なのかな? ポーションの使用効率は良い方なのかな?

 そういうデータって攻略サイトとかに載っているのかな?

 普段見ないから分からないな。

 後でコルドに聞いてみるか。

 ローズは、感心したような声で言った。


「1日は、ポーションの補充なしで行けたのね」


 そうだよなそう思うよな。

 でもあのときって確か、元々ストレージにある程度ストックがある状態で購入したのと同時に、大量に作ったんだよな。

 自作のポーションもあったから、かなりの量ストレージに入れてたんだよな。

 俺は少し自慢げに言った。


「それぐらい大量にストックがあったからな」


 ササキさんもうんうんと頷いている。

 ササキさんも、一昨日のことを思い出しながら言った。


「買い込んだ上にさらに作ってたからな」


 あのときの調薬会楽しかったな。

 またやりたいな。

 おしゃべりも楽しかったし、調薬自体も楽しかったな。

 ササキさん、また呼んでくれるかな。

 みんなが正式にクランに加入したら、毎日クランの作業場で調薬会ができるのか。

 それは楽しみだな。

 『クランの町フラッグ』行きのやる気がさらに高まってきた。

 『ビックボスゴブリン』戦、頑張ろう

 俺も未来を想像したり、思い出に浸ったりしながら言った。


「あのときは、割とポーションがあるのに買ったり作ったりしてましたね」


 おっと、かなり話が脱線していたな。

 話を本筋に戻すか。

 俺は、ササキさんに、取引の話をした。


「思い出話はこれぐらいにして、取引の話をしましょう」


 すると、ササキさんは、ストレージから、大量のポーションを出して言った。


「そうだったな。これが、注文の、初心者HP・MPポーション100本ずつだ」


 顔合わせ会のときから話していたからなのか、ササキさんはスムーズにポーションを出した。

 おぉ話が早くてありがたいな。

 あ、そうだ。

 MPポーションの追加注文してなかったな。

 俺は、ササキさんに追加注文をした。


「あの、MPポーションを追加で100本もらえますか?」


 ササキさんは、そんなことかと言いたげな顔で言った。


「あぁ、良いぞ、MPポーション100本だな」


 そう言うと、ササキさんは、ストレージをあさりだした。

 そういえば、値段を聞かずに注文したけど、大丈夫かな。

 朝に換金したし、昨日の夜も、依頼処理頑張ったから、そこそこのお金があるけど、ポーションがめちゃくちゃ高騰していたら、さすがに買えないかもしれないな。

 ちゃんと値段を先に聞いておくべきだったな。

 APO内で小金持ちになったから、金銭感覚が変わっちゃってたのかもな。

 俺は、ササキさんに、商品の値段を聞いた。


「いくらになりますか?」


 ササキさんは、ストレージをあさりながら答えてくれた。


「今の相場的には、20KGってところだな。クラン内価格で、15KGで良いぞ」


 えーっと、100本、200本で、20KGだから、えーっと……単価で言うと、HPポーションは、40Gで、MPポーションが80Gってところかな。

 かなり相場が落ちているな。

 大暴落後の低い相場からさらに落ちているな。

 何でだろう?

 供給過多なのかな?

 それとも、需要が縮んだのかな?

 あとは、自由競争の結果?

 それとも、原材料の供給過多?

 そんなことを考えていると、ササキさんが、ストレージから、追加のポーションを出して言った。


「これが、追加の100本な」


 ササキさんがこちらを向いたので、お金を渡すのと同時に、気になったことを聞いてみた。


「これで、15KGです。ポーションの相場、前より下がってません?」



よろしければ、下の☆☆☆☆☆を★★★★★にしていただけるとありがたいです。

★だと思った方は、★でもいいので、評価をよろしくお願いします!!!!

それと、毎日更新をしているのでよろしければ、ブックマークの方をしていただけると、更新した時にまた読みやすいと思います。

ついでに、いいねや感想などもしていただくと、活動の励みになるので、ぜひよろしくお願いします!!!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ