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クラン顔合わせ メンバー自己紹介

 俺達はそれぞれ近くの人と楽しく談笑している。

 俺は、隣のミヤネさんと楽しく話していた。

 顔合わせって、みんなの前で話すのかと思って、最初は緊張していたけど、みんな知り合いなんだからそこまで緊張することはないなと、ミヤネさんと話していて思った。

 俺の緊張は、ほどよく解けた。

 だんだんとリラックスしてきて、純粋にこの顔合わせ会を楽しめるようになってきた頃、ササキさんが大きな声で言った。


「場の空気も良い感じに暖まってきたし、改めて、自己紹介をするぞ!」


 自己紹介か。

 あまり好きじゃないんだよな。

 何言えばいいのかよくわからないし。

 まぁ、そんなこと言っていても仕方がないし、やるしかないか。

 やるなら、中盤ぐらいでやりたいな。

 最初と最後はやりたくないな。

 そう思っていたら、ローズが指示をするように言った。


「じゃあ、一度、最初の席に戻りましょう」


 どうやら、他の人たちは、席から立ったりして、いろんな人と話していたみたいだ。

 俺の隣に座っていたはずのローズが対面にいた。

 そこまで移動して話してたのか。

 かなり積極的なコミュニケーションだな。

 それから、ローズの号令に合わせて、みんなが各々の元々の席に戻っていった。

 みんなの移動を見て、こんなに動いていたのかと思った。

 俺も、ミヤネサントばかり話していないで、他のところの会話に参加してきた方がよかったのかな。

 でも、みんな俺とは知り合いな訳だし、そこまで頑張ってコミュニケーションを取る必要もないよな。

 初めましてなら、この場で積極的に行くべきだとは思うけど、俺はみんなと知り合いだから、そこまでガツガツ行かなくても良かったのかもな。

 適当に考え事をしていると、ササキさんが急に俺を指さしていった。


「じゃあ、クランマスターから」


 え? 俺からなの?

 まずはトップからっていうのはどうかと思うよ。

 くじとかで順番を決めた方が良いと思う。

 まぁ、そんなことを言ってもしょうがないか。

 自己紹介の順番でブツブツ文句を言う面倒くさい人だと思われたくないし。

 自己紹介かぁ。

 何を言えばいいのかな。

 もうちょっと準備の時間があると思ってたから、全く考えてなかったよ。

 どうすればいいんだろう。

 俺は素直に思ったことを言った。


「何言えば良い?」


 俺が自己紹介を始めると思っていたのか、みんなぽかんとした顔をした。

 一瞬静寂の時が流れる。

 すると、ササキさんが優しく教えてくれた。


「名前と、APOの職と、APO歴。APOでやりたいこととかを言ったらいいぞ」


 自己紹介って立ってやった方が良いのかな。

 立ってやった方が、誰が話しているのかが一目で分かって良いよな。

 後に続くみんなにもやってほしいから、立ってやるか。

 うん。そうしよう。

 俺は、ササキさんの教え通りの自己紹介をした。


「え? 俺? クランマスターのオクツです。職業は、剣士です。APO歴はまる3日ぐらいです。やりたいことは、楽しいことがしたいです。よろしくお願いします」


 俺が自己紹介を終えて、椅子に座ると、人数相応の拍手が鳴った。

 パチパチ

 ちょうど良いぐらいの拍手。

 悪い自己紹介ではなかったようだ。

 それはよかったな。

 自己紹介で悪印象を持たれることは避けたいよな。

 無難な自己紹介って良いよな。

 そういえば、立って話すのはよかったな。

 座れば自己紹介が終わったと分かるから、拍手を入れやすいし。

 次は誰が自己紹介をやるのかな。

 クランマスターの俺がやったんだから、次は、サブマスターの番なんじゃない?

 そういう視線をローズに向けた。

 俺の視線の訴えをうまく受信したのか、ローズが立ち上がって自己紹介を始めた。

 俺は一応、真剣に自己紹介を聞いた。


「じゃあ、次は私ね。サブマスターのローズです。職業は、魔術師です。APO歴は、オクツと同じまる3日です。ロマンのあるプレイをやってみたいです。遺跡の探検とか。よろしくお願いします」


 テンプレート通りの良い自己紹介だった。

 わかりやすい自己紹介だったんじゃないかな。

 俺は、ローズが座ったタイミングで拍手をしておいた。

 パチパチ

 拍手の量は俺の時とあまり変わらない。

 多分、自己紹介の優劣を感じさせないように、配慮しながらみんな拍手をしているのだろう。

 知らないけど、多分そう言うことなのだろう。

 続いて、ローズの視線の訴えを受けた、コルドが立って自己紹介を始めた。


「次は俺だな! 俺は、将軍(仮)のコルドだ! 職業は、戦士! APO歴は、2人と同じまる3日! 目標は、馬鹿みたいな火力が出せるようになりたいな! よろしく!」


 コルドの自己紹介も、コルドの元気さが伝わる良い自己紹介だったと思う。

 だけれど、自己紹介だから、相変わらず、知っている情報しかない。

 コルドにも、さっきのローズの時と同じぐらいの拍手を送った。

 パチパチ

 みんなも同じぐらいの拍手をコルドに送った。

 そういえば、人生で拍手をされる機会って、学校以外ではあまりないよな。

 学校だと、何かを発表したりするとすぐ拍手をしたがるよな。

 あれは、拍手で、生徒をやる気にさせるためだよな。

 そんなことを考えていると、今度はササキさんが立ち上がって、自己紹介を始めた。

 コルドは、ササキさんに、視線で訴えかけたのかな。


「じゃあ、俺がやるか。俺は、ササキだ。職業は薬師をやっている。APO歴は、まる3日と、β版もやっていたな。目標は、エリクサーを量産したいな。まだ、エリクサーというアイテムがあるかどうか分かってないけどな。よろしく」


 ササキさんの自己紹介もよかったと思う。

 ササキさんにも同じぐらいの拍手を送った。

 パチパチ

 こんな一度に何人もの自己紹介を聞く機会って、クラス替え直後ぐらいだな。

 直近だと、クラス替えじゃなくて、入学だったけど。

 それ以来か。

 だいたい3ヶ月ぶりってところかな。

 続いて、ミヤネさんガイ子紹介を始めた。


「じゃあ、私がやるわね。私の名前は、ミヤネ。職業は、細工師をやっているわ。APO歴は、ササキと一緒で、まる3日と、β版ね。目標は、理想のアクセサリを自由につくれるようになることよ。よろしくね」


 うん。ミヤネさんの自己紹介もよかった。

 これまた、みんなと同じぐらいの拍手を送る。

 パチパチ

 拍手をもらって嫌な気分になることはないよな。

 褒めるのは、言葉を選ばなければ人を傷つけることがあるけど、拍手で傷つく人は聞いたことがないな。

 そう考えると拍手って偉大だな。

 基地の情報しかさっきから出てこないので、だんだんと適当なことを考えるようになっていっている。

 次は、けんけんぱさんが自己紹介をするみたいだ。

 けんけんぱさんが立ち上がった。


「じゃあ、次は俺かな。俺は、けんけんぱだよ。ひらがなで、けんけんぱ。職業は、鍛冶士をやっているよ。APO歴は、前2人と同じで、だいたいまる3日と、β版かな。目標は、勇者の剣みたいなものを作りたいな。後は、楽しくこのゲームを長く続けたいな。よろしくね」


 けんけんぱさんの自己紹介もよかった。

 当然拍手を送る。

 パチパチ

 自己紹介ってテンプレートが組まれていると聞きやすいな。

 どの情報の後に、どの情報が来るのかが最初から分かっているとすぅっと話が入ってくる。

 文章の構成とかを考えなくて良いから、情報を入れる方に多くのリソースを割けるからなのかな。

 まぁ、高校生には難しくて分からないな。

 どうでも良いこと考えるのは、後にしよう。

 ダイアさんが自己紹介を始めるみたいだし。


「じゃあ、次は私がやりますか! 私は、ダイア。ダイヤじゃなくて、ダイアだ。職業は、ササキと同じ薬師をやってるよ。APO歴は、前3人と同じくまる3日と、β版だな。目標は、いろんなものを組み合わせていろんなものを作っていきたいな。よろしくな」


 ダイアさんの自己紹介もよかった。

 もちろん拍手。

 パチパチ

 同じ構成で話しているけど、話し方とか、語彙とか語尾で思ったよりも個性が出ていて面白いな。

 続いて、クジョウ君が自己紹介をする。


「じゃあ、次は僕が自己紹介します。僕は、クジョウって言います。字はカタカナでクジョウです。職業はクラフターをしています。APO歴は、前4人と同じく、まる3日と、β版です。目標は、ものの種類にとらわれず、いろんなものを作っていきたいです。よろしくお願いします」


 クジョウ君の自己紹介も良いな。

 丁寧なクジョウ君の自己紹介に拍手。

 パチパチ

 意識して聞くと、より個性を感じられて良いな。

 ラスト、天野さんの自己紹介。


「最後に私だね。私は、天野だよ。漢字で、お天道様の天に、野原の野で天野だよ。職業は料理人だね。APO歴は、前5人とは違って、まる3日だけだよ。目標は、現実にない食材を使って楽しく料理をしたいことかね。よろしくね」


 うん。良い自己紹介だった。

 もちろん拍手を送る。

 パチパチ

 自己紹介終わったけど、この後はどうするんだろう?









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