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私はなにかに成りました!  作者: 神坂リナカ
5/9

5 オムライスと苦情

とりあえず、リーラが食事を持ってきてる間にお母様に聞いてわかったこと!

1つ目!

この世界には人族がいないって事!

獣人やらなんやら居るらしいけど。

うん!知らん!

2つ目!

魔法があるってこと!

うん。知ってた!

こんなことを聞くもんだからなんか変な顔で見られたことは気にしちゃぁいけない。

まぁ茶番はさておいてー。

これからどう行動していこう。

うーーーーーーーん………。


ガチャリ

扉を開けてリーラが食事を持ってきてくれた。

オムライスだぁ…。

しかも!フランス料理みたいだし。よし。

実食ついでに食レポでもしよっと。


手を伸ばそうとしたら「少しお待ち下さい」と言われた。

何か工程でもあるのだろうか。


リーラはナイフとフォークを持ってケチャップの掛かっていないオムライスの卵の部分を切り始める。

真ん中から切って両サイドに広げる。

そうするとトロトロとした卵が出てきた。

お、美味しそ〜。

リーラはそのままいい香りのするケチャップを掛けてくれた。ご馳走だ…。

私はすぐさまスプーンを手に取り、卵とご飯を一口分すくった。

卵はとろりと溶けてご飯に絡みつく。

その良いタイミングをパクリッ。と頬張る。

ケチャップのアクセントが効いていてとろりと溶けた卵とご飯の食感を楽しむ。

幸せだ。

美味しい。

その調子で私はオムライスを頬張る。

あ。サラダも有る。ドレッシングがいい匂いだ。

懐かしい味に感激さえしてしまう。

だって…

オムライス食べるのが久しぶりだからね!

だいたい最近はカップのラーメンだったからね。

よくよく考えるとひもじいな…。


「ちょっと!フリッツ様!姫様は今お食事中ですよ!!」


ドアの向こうからそんな声がした。

バン!

ドアを激しく開ける音が聞こえる。


「良かった。あはっ。いつも道理ご飯を頬張っているね。ほんとに良かった。」


心配してくれてたんだ。

それでも!ご飯のときに来るのやめてよ!

私大口開けたまんまやんけ!

ああ~!!このスプーンに乗ったまんまのオムライスはどこへやればいいんだ!

取り敢えず口ん中に入れましょう。


「僕の話も聞いておくれよ。」


もぐもぐ…。

ゆっくりと嚥下して私は口を開く。


「ごめんってば。でも食事中に来なくてもいいよね?」


本当に。

来ないでおくれよ。

食レポの続きをさせておくれ?

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